ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(2/19/夜)ー

ゆうな「こほこほっ」

悠「なんだ、咳して……風邪か?」

ゆうな「んーん、何でも無いよ」

悠「本当か?ちょっと白巳乗せとけ、白巳」

ゆうな「心配性だなぁ」

ともき「白巳ちゃんを衣服扱いするのはどうなんだ?」

悠「いやいや、白巳の熱量は相当だから」

ともき「そういう問題じゃなくて……ってか、それは白巳ちゃんが熱あるってことじゃないよな?」

悠「それはない白巳の抗体は大人の比じゃないらしい。完全無欠の病気ガード特性だ」

ともき「特性とかいうな、特性とか」

優日「でも、寒いよねぇ。普通に風邪とか気をつけないと油断したら即ドーンだよ」

ともき「ドーンってどうなったんだよ」

優日「ドーン」

悠「ドーン」

ゆうな「どやぁ!」

ともき「……ひとりずつ殴っていっていいかな?」

優日「悠の影に隠れる。」

ゆうな「お父さんにかばってもらう」

悠「そしておれのみがわり!」

ともき「じゃあ遠慮なく」

ゴン!ゴン!ゴンっ!

悠「ガラスの灰皿で殴るってヤクザだぞ?」

ともき「お前を素手で叩くのは無理だ」

悠「そんな人をイラガみたいに」

ともき「いらが?」

ゆうな「チョウ目イラガ科に属する昆虫の総称で「蜂熊」「オキクサン」「シバムシ」「キントキ」「デンキムシ」「オコゼ」とも言って、そのほかに数十の地方名がある毛虫」

悠「幼虫に知らずに触れると激しい痛みに飛び上がるレベルだ。おれん家にもイラガが沸く木が合ってな春先とか夏に酷い目にあったことが多々あるんだ」

優日「それで悠に触るとかぶれるんだね」

悠「いつおれに触ってかぶれたんだ。証拠見せないなら全身でスリスリするぞコラ」

ゆうな「お父さんのどくどくボディ!」

悠「だからかぶれないってーの!ともきが変なこと言うからこうなったんだぞ!」

ともき「俺は素手で叩いたら硬くてこっちの手が痛いといいたんかったんだよ」

悠「どくどくボディではないってよ」

ゆうな「じゃあ、ライトメタルボディだね」

優日「メタルボディじゃない?」

悠「ライトかな……メタルボディは寅、ハードメタルボディが拳二、超ハードメタルボディが金剛」

ゆうな「超ハードメタルボディにしてはその他のステータスがおかしい気がする」

悠「そんなこと言いだしたら崇なんかどうなる。れんぞく、スタンダードキラー、メガキラー、メタルキラー、AI四回行動、全ガードブレイク+、全ガード+、いあつ持ちだぞ」

ゆうな「ぱねぇ」

ともき「例えが極一部の人間にしか分からないな」

優日「じゃあ悠は?」

悠「おれは……」

ゆうな「ライトメタルボディ、いきなりシャッフル、亡者の執念、アンラッキー」

悠「使いにくいレベルじゃないな」

ともき「亡者の執念とアンラッキーっていうのはなんか納得できた」

悠「ともきはツッコミだな」

ゆうな「ツッコミだね」

ともき「そんな特性ないだろ」

悠「あるよ」

ゆうな「ホントにあるよね。眠りとかを解除する特性」

ともき「マジか……。」
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