ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(2/14/夜)ー

悠「雪とかないわ…。」

ともき「本当にホワイトバレンタインになったな」

悠「ないわ、死ぬわ。」

ともき「死にはしないけど、さすがにこの前振ったばかりだからキツイな」

紅「だよなぁ。悠じゃないけど雪はもういいかな」

悠「寒いよ、怖いよ、寒いよ……」

ともき「ノイローゼか」

紅「壊れかけのラジオ状態だな」

ともき「壊れてるの間違いだろ」

悠「人間は多かれ少なかれどっか壊れてる」

神姫「全壊している悠は論外だけどね」

悠「誰が全壊してるだ、この……」

神姫「この?」

悠「神姫さんじゃないですか!さっきぶりですね!一体どうしたんですか!」

ともき「態度の豹変ぶりが半端ないな。まるでサイコロの目だ。ころころ、ころころ」

紅「~~!」

ともき「そこまで受けられても引くんだが…。」

神姫「私がここに来ちゃいけないの?」

悠「将門ですよ!」

ともき「まさか、だろ……。マサカドって」

神姫「くだらないわ」

悠「サーセン」

神姫「はい」

悠「はい?」

神姫「さっき渡しそびれたから渡しておくわ」

悠「こいつは……テーピング?」

神姫「お菓子とかは柄じゃないし、実用的なものと思ったのよ。要らないなら他の人にあげなさい」

悠「いやいや、ありがと。使う使う。使いますよォ」

紅「……アレでリア充爆発しろとかいってるんだからぶん殴りたくなるよな」

ともき「殴っていいんじゃないか?」

紅「いいかな」

悠「なにが?」

紅「悠をぶん殴っていいかって話し」

悠「全然……」

神姫「いいともー」

悠「神姫さん?!」

神姫「そういうタイミングだと思って」

紅「ふんふんふーん♪」
ずるりっ

悠「鼻歌交じりにバットを引き抜くな!」

碧「やるんなら外でやれよ」

悠「やらねぇよ!」

紅「外で雪遊びしようぜ」

悠「いーやーだーぁーー!」

ともき「元気な奴らだな」

神姫「本当に二、三リットルくらい血を流した方がいいかもしれないわね。」

ともき「まぁ、それでもきっとピンピンしてるでしょうけどね。」

崇「おい」

ともき「あ、崇さん。」

神姫「どうも」

崇「あぁ、今そこで悠たちとすれ違ったんだが何をしてるんだ?」

ともき「……何してました?」

崇「悠が全身震わしながら雪を握りかためブン投げて、紅がウチ返してた」

ともき「……たぶん、野球じゃないですかね。」

崇「元気なことだな」

神姫「愚かだわ」
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