ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(2/6/夜)ー

悠「ふしゅぅぅ……ふしゅぅぅ……」

鈴猫「あれは何してるの?」

ともき「何でも呼吸を粗めにして体温を上昇させてるとか何とか……」

鈴猫「へぇ、凄い」

ともき「いや、適当だと思いますよ」

悠「かはぁぁぁ……」

碧「なんかアレっぽいなロングブレスダイエット」

鈴猫「あー、確かに」

悠「誰がロングブレスダイエットなんかするか!!」

ともき「少し自覚はあったんだろ」

悠「せめて波紋法っていって欲しかった」

ともき「知らんけど」

悠「波紋疾走(オーバードライヴ)できたなら……雪をふき消してやるのに!」

鈴猫「朝からずっと降ってるよね。明日は地面が凍ってないか心配」

悠「おれが凍死してるよ」

鈴猫「えぇっ?!」

ともき「やめたげろ」

悠「いや、この分だと本当に明日はコタツむりモードだ」

ともき「別名引きこもり」

悠「へへっ」

ともき「なんではにかんだ。ぶん殴るぞ」

悠「最近violetだわ」

ともき「バイオレンスだろ。あと、ネイティブな発音にいらっとする」

悠「鈴猫ー、ともきが怖いー」

鈴猫「あはは……」

ともき「だから困らすなっての」

悠「困ってる?」

鈴猫「え、んー……そんなには」

悠「じゃあ、へそに指突っ込んでいい?」

鈴猫「どうしてそうなるの?!」

悠「舐める方が良かった?」

鈴猫「もっとダメです///!!」

ともき「セクハラもこうなってきたらなんなのか分からないな」

悠「いや、どんな味かなって」

ともき「気持ち悪い」

悠「まぁ、大抵はしょっぱいだろうけど」

ともき「ゴリ押すな」

悠「それでももしかしたら甘かったりするかもしれないだろ!!おれはその微かな希望にかけてみたいんだ!!」

ともき「しらねーし、そもそも可能性0だろ」

悠「ゼロにかけてみたいんだよ!」

ともき「ゼロに何かけてもゼロだよ!!」

後楽「分かるぜぇ。おじさんも大穴にしか賭けないしな」

悠「死んでくれ」

ともき「お前、他人にはホント厳しいな」

悠「この爺はひとの金で大穴に武っ込みやがるから死んでもいいんだよ!むしろ死にさらせいやぁ!!」

ともき「興奮し過ぎて日本語がおかしくなってるぞ」

悠「がるるるっ!!」

後楽「いやー、普段死ね死ね言わない兄ちゃんがここまで興奮するとは雪って怖いな」

鈴猫「それだけが原因じゃないと思いますけど……」

後楽「じゃぁ、姉ちゃん悪いんだけど兄ちゃんのご機嫌とってやってくれねぇかな。なぁに姉ちゃんの魅力ならすぐにころっと機嫌よくなるって、そしたらちょろっと小遣いせびっておじさんに渡してくれ」

悠「そういう悪だくみはせめておれに聞こえないところでやれボケ!!」
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