ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~10

ーラスタ・ラヴ(2/4/夜)ー

悠「ひっ、ひぇぇぇ……!」

千夜「ついに狂ったか」

ともき「いや、雪が降ってておかしくなってるだけだ」

千夜「それは……狂ってるんじゃないのか?」

ともき「……あぁ、狂ってる」

悠「お前ら…酷いぞ」

千夜「ひどいのはお前の奇声と顔だ」

悠「顔ってなんだ!」

ゆうな「そうだよ!」

悠「おう、いったれいったれ!」

ゆうな「お父さんは黙ってればそこそこまぁまぁな顔してるよ!」

悠「それがお前の本音かぁぁ!」

ぎゅゅぅ!
ゆうな「痛い、痛い、お父さんお団子っぱらないで!!」

ともき「なかなか的を得てたよな」

千夜「……」

悠「興味持てよ!感情を殺すな!!」

ゆうな「もー、とれちゃったらどうするのよ~」

悠「そのときは普通のツインテールにしとけ」

ゆうな「このお団子が可愛いいの!」

悠「まぁ確かにそうだな」

ゆうな「えへへ、でしょー」

ともき「親バカ」

千夜「バカ親子だろ」

悠「褒め言葉だな」

千夜「……」

悠「だから無視はやめろぉぉぉ!感情を殺すんじゃねぇええ!!」

碧「うるさいな……。」

ともき「寒さをどうにか誤魔化そうとして色々とひっしなんだろう」

悠「必死だよ!朝起きたら雪が積もってたとかなんの地獄だよ!」

ゆうな「朝起きてってもうお昼すぎてたよ?」

ともき「昼過ぎまでグースカ寝てんなよ」

悠「げはははっ」

ともき「山賊かなんかかお前は」

ゆうな「ゆえも今日はすぐにコタツの中に引っ込んじゃったし」

悠「ゆえはしっかりとこたつむりの才能を持ってるからな」

ともき「マイナス能力が伝承されてるところを今はっきりと見た気がする。」

千夜「コイツのが混じってる時点でろくなもんじゃないだろ」

悠「失敬な!」

ゆうな「ゆえは可愛いから問題ない」

悠「おれは?」

ゆうな「……にこっ」

ともき「娘に気を使わせるなよ」

千夜「笑顔がいっぱいいっぱいじゃねーか」

悠「おれはすげー泣きそうなんだけど」

ゆうな「頭撫でる?」

悠「んー、髪を触らせろ」

ともき「娘にセクハラして機嫌を直そうとするなよ」

悠「スキンシップですっ!」

ゆうな「まぁ、この程度ならいつものことですから」

悠「っか、いつもいつもおれに髪をセットさせてるのは誰だ?」

ゆうな「ノンノン、セットさせてあげてる」

悠「別に無理にさせてくれなくてもいいんだぞ」

ゆうな「お父さんにしてもらいたいです」

悠「よろしい」

千夜「バカ親子で間違ってないな」

ともき「まぁ、仲睦ましいといっといたらいいんじゃないか?」

悠「友達親子です」

ともき「自分でいってたら世話ないな」
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