ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(1/28/夜)ー

悠「色んな変な奴がいるよな」

ともき「その筆頭だろ」

悠「?」
きょろきょろ

ともき「きょろきょろすんな。お前のことに決まってんだろ」

悠「?」
こてん

ともき「小首かしげんな腹立つ!」

悠「小首かしげて腹立たれるおれってなんなの?」

碧「世にはびこる」

悠「あー?」

優日「そのこころは?」

ともき「憎まれっ子」

優日「上手いっ!」

悠「上手くないっ!」

鈴猫「ま、まぁまぁ」

悠「なんだ!」

鈴猫「ひぅっ……」

ともき「鈴猫さんに当たるなよ」

悠「当たっては無いんだが」

優日「よしよし」

鈴猫「あの、私年上なんだけど」

優日「喉の下を撫でる方が善かったですか?」

鈴猫「猫でもないよ……」

悠「なら、わき腹?」

ともき「なんでだよ」

悠「うちのマリオはわき腹を撫でるとなぜかごろごろと喉鳴らして喜ぶんだよ」

ともき「それは知らんけど」

悠「ただ、調子に乗って触り過ぎるとそこら中に市松模様のひっかき傷が……」

ともき「どれだけ技巧派な引っ掻き方だ!」

優日「っていうか、それ皮膚が抉られてるよね。格子ならともかく市松模様って」

悠「そんな深く突っ込まなくていいんだよ。小ボケなんだから。なあ?」

鈴猫「え、あ、そうだね。」

悠「ほら」

ともき「無理矢理振るな」

悠「吹き出ちゃうもんな」

ともき「鈴猫さんは炭酸か!」

優日「あっ、でも確かによく吹きだしてるね」

鈴猫「ごめんなさい……。」

悠「いや、アレは立派な一芸だろ」

鈴猫「芸じゃないよ?!」

悠「マジで?!」

鈴猫「えぇ……」

ともき「お前はいちいちリアクションが大げさなんだよ」

悠「大丈夫だ。本当に驚くときには一切表情を変えないから」

ともき「情緒不安定か!」

悠「でへっ」

ともき「ちっ」

悠「なんか知らないけどおれが舌打ちされる場合は陰でこっそりとかじゃなくて目の真ん前で舌打ちされるんだよな。不思議なことに」

碧「不思議でもなんでもないだろ」

悠「ぴょー」

碧「ブッ殺す」

ともき「落ちつきなって」

悠「ともき……」

ともき「拳じゃ手を痛めるから何か鋭利なものとか鈍器で殴らないと」

悠「わー、止める気さらさらねぇよこの子」

優日「悠的には刺殺と撲殺どっちがいいの?」

悠「んー……斬殺?っな、訳ねーだろゴラァ!」

鈴猫「危ないことはやめようよ?ね?」

悠「おら、鈴猫の姉さんがこうおっしゃってるんだから手打にしたれや!」

ともき「お前はどういう立ち位置なんだよ……」
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