ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

悠「なぁ、もう炬燵って起動させてもいいのかな。」

亮「え、まだ早くないか。」

紅「俺んちはまだ冷房かけてるぞ。」

悠「朝方とか寒くね?」

紅「タイマー入れてるって。」

亮「うちは緩くホットカーペットいれてるけどリビングだけだな。月美はまだ半袖だし」

悠「子供は体温たかいからにゃ。真桜なんか年中薄手のワンピースだぞ。」

亮「いや、あの娘はもう少し厚着させた方がいいって絶対に。」

紅「確かに、嬢ちゃんは見ててこっちが寒くなる。」

悠「仕方ないだろ。いっても聞かないんだから。下着をちゃんと着けてるだけマシだと思ってくれ。」

亮「言ってることがおかしいぞ。」

悠「はぁあ。本格的に寒くなる前に服買わないとな…めんどくせ。」

紅「悠の場合。酒ひっかけたらすぐにポカポカになるんじゃないか?」

悠「それもある。」

亮「有るのかよ。」

悠「焼き肉でビールをやって、鍋で日本酒。冬の月を見ながら熱燗でいっぱい。真夜中に……」

亮「もういい。もういい。」

悠「けっ、女がいるやつはこれだからよー。余裕ぶりやがって」

亮「意味不明に絡むなよ…。」

美喜「男の嫉妬は見苦しいわね。」

悠「やかましゃあ!尻撫でますぞ!」

美喜「澪、警察に電話して。」

澪「わかりました。」

悠「へい。ストップザ110番。尻は悪かった。胸にしとく。」

美喜「今すぐ病院に送ってあげようか?」

悠「おぃおぃ、俺はこうみえて肩もみの達人と言われてるんだぞ。いわばマッサージのプロフェッショナルだ。つまり、俺が胸を揉めば形崩れも治り、豊乳効果もバッチリだ!」

美喜「ねぇ、アイツはいったい何をいってるんの?」
澪「さぁ…」

亮「すいません。すいません。ちょっとした心のアレなんです。」

悠「人を可哀想な扱いしてんじゃねぇ!」

紅「~~~」

澪「紅さん。水です落ち着いて飲んでください。」

悠「じゃあ一回だけでいいんで揉ましてください。」

美喜「じゃあって何よ。っか、なんで揉むこと前提に話てんのよ。」

悠「ダメか!」

美喜「当たり前よ!」

悠「脚でもいいですから!」

美喜「死ね!」

澪「あのお二人さん、紅さんが笑いすぎで死にかけてるんで掛け合い漫才は止めてくれませんか。」

美喜「好きでやってないわよ!」

悠「わかった!髪でどうだ撫でさせてくれ!」

亮「話聞いてないな…」

澪「まったく…。髪なら自分のを撫でてたらいいじゃないか」

悠「あのなぁ、自分の髪を触って何が楽しい?」

澪「急に素に戻るな。ムカつくから。」

悠「テヘッ」

美喜「もう、コイツ刺そうか」

澪「ですね。」
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