ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(1/17/夜)ー

猿渡「やっぱり1-4が熱いな」

後楽「いーや、やっぱり大穴一点賭けだろ」

猿渡「大胆だな」

後楽「男はガッツンガッツンいかねぇとな!」

悠「なんか目のまえで最悪の組み合わせが最悪な話題で盛り上がってやがる」

ともき「猿と狸…。」

悠「っか、狸ジジイと猿のおっさんが知り合いだったことに驚きを隠せない」

後楽「知り合ったのはごく最近だぞ」

猿渡「そーそー。コゾウの嬢ちゃんとラインで話してるときに嬢ちゃんがID教えてそっからだ」

悠「ええい、おれに分からんような事でばっかりで娘がやりとりしている!」

ともき「むしろお前がそういうことに興味ないから他の人とやってるんじゃないか?」

悠「そういうが……話したいことがあるなら面と向かって話せばいいだろ同じ家に居るんだし」

ともき「お前は不定期にしか家に居ないだろ」

紅「だから普通は携帯でやり取りしようとする」

千夜「だけどコイツは携帯不携帯」

優日「ちゃんちゃん」

悠「なんだコラァ!寄ってたかってイジメかコラァ!」

ともき「酷い逆切れだ」

後楽「お、喧嘩か?喧嘩か?」

猿渡「やれ、やれー!」

ともき「あっちのおっさん共は煽りだすし」

紅「喧嘩なら……やろうぜ」

千夜「上等だ」

悠「いやいや、なんで君たちの視線おれに向いているのかな?やりたいんならふたりで勝手にしろよ」

紅「週一のペースでやってるしな」

千夜「紅とは飽きた」

悠「ラヴラヴのカップルかお前らは……」

紅「あはは、ぶん殴るぞ」

千夜「蹴り殺す」

優日「息ぴったり」

ともき「総合したら……けっきょく悠が悪いんだな」

悠「どこが?!」

後楽「いろいろとじゃね?」

悠「うっさいボケ!」

後楽「おじさんには厳しくね?」

ともき「それも自業自得だと思います」

優日「自業自得オブジイヤー」

ともき「……それ、流行ってんの?」

紅「ってか、お前もう怪我治ってんだろ?いつまで包帯巻いてんだよ」

悠「治ってねーよ!」

優日「でも、普通に両手使ってるよね」

悠「いや、火傷とかがね。それに力むと頬が痛くて痛くて」

ともき「お前今日の昼にフランスパン一本食いしてただろ。引くほどハムとか野菜とか挟みまくって」

悠「……」

紅「十分顎も回復してるみたいだな」

悠「いや、心が心が病んでて」

千夜「初めっからだろ」

悠「どーいう意味だ!」

優日「そのままの意味オブジイヤー」

ともき「オブジイヤーの使い方間違ってるぞ」

悠「いや、マジ、マジに。誰かに殴られるの超怖いんだって」

紅「はぁ……」

千夜「けっ」

悠「あれ、なにその反応」

紅「萎えた。悠、もういいや」

千夜「テメーはしばらく店くんな」

悠「えぇ……」

ともき「あーぁ」

優日「悠、よくないよああいうのは」

悠「どういうこと?!喧嘩したら良かったっていうのか?!」

ともき「そうとは言わ…」

優日「うん。」

悠「……ちくしょー!」

ともき「走ってったな」

優日「たぶん、後ろからドロップキックだね」

猿渡「お嬢さんはなかなかエグイな、あんな煽り方して」

優日「リハビリしない子にはガツンと言わないとダメなんですよ」

後楽「なるほど。」

ともき「納得なのか……?」
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