ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(1/16/夜)ー

悠「……」
しゅっしゅっ…

ともき「あれ、珍しいな。悠がスマホいじってるなんて」

悠「蹴り姫スィーツてゲームだ」

ともき「あぁ、ちょっと前によくCMしてたな」

悠「猿のおっさんに無理矢理落とされたからやってみたんだが……なかなか面白い」

ともき「ふぅん」

悠「でも、やっぱりおれと携帯って基本的に相性が悪いらしい」

ともき「って、いうと?」

悠「やってる間に六回はスマホ落とした」

ともき「それは単にお前の持ち方が悪いだけじゃないか?」

悠「ガラケーのが持ちやすい」

ともき「知らんけど」

崇「慣れの問題だろ」

悠「崇はどうなんだ?」

崇「本郷に持たせてある」

本郷「ふっ」

悠「いや、自分の携帯は自分で持てよ」

崇「お前に携帯のことを云々いわれると本気で殺意が沸いてくる」

悠「なんでだよ!」

ともき「いや、そりゃそうだろ」

悠「あー?」

本郷「……」

ともき「悠、すっごい見下ろされてるぞ」

悠「うん、殺気はひしひしと感じてる。さっきから」

ともき「……」

崇「……」

本郷「……」

悠「あれ……さっきの視線より今の視線のが辛い」

ともき「なんか、申し訳ないです」

崇「いや、構わん」

本郷「ふっ」

碧「あんまりひとに迷惑ばかりかけるなよ」

悠「ええぇっ…」

猿渡「きゃはは。トラブルメーカーだな」

悠「……どこの山から下りてきた」

猿渡「んー……大江山?」

悠「やかましいわ。昨日からなんだちょろちょろしやがって」

猿渡「なんだといわれてもなぁ。コゾウこそなにイラついとんだ。あれか、欲求不満か?まぁコゾウくらいの歳は毎晩もんもんしてるだろうから」

悠「動物園帰れ!」

ひょい!ひょい!ひょい!
猿渡「きゃはは」

ともき「わぁ、忍者みたいだ……」

崇「……猿、だろ」

悠「はぁはぁ、かすりもしないのが腹立つ」

猿渡「そんな腰の入ってない動きじゃ女を満足させられんぞ」

悠「はんっ!舐めんなっ!スゲー喜んでくれてるよ!」

ともき「どこを自慢してる…」

悠「え、ナニだけど?」

ともき「もーいい喋んな」

崇「おい、アンタ」

猿渡「なんじゃい?テクニックを教えて欲しいんか?」

崇「知り合いに忍者とか居ないのか?」

猿渡「映画村で働いとる役者ならおるぞ」

ともき「微妙に遠い。」

崇「そうか……。」

悠「お前……マジで忍者を探し出すなよ」

崇「そこまで本格的にするほど暇じゃない。お前と違ってな」

本郷「ふっ」

悠「うわー、ちょームカつく」
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