ｰラスタ･ラヴ(1/12/夜)ｰ

悠「最強最長寒波とかニュースでみたら死ぬほど怖いよな」

ともき「怖いけど……。」

千夜「なんでお前、馬の格好してる?馬鹿だからか?」

悠「あったかいんだコレ」

ともき「……馬鹿だからっぽいな」

千夜「だな」

悠「蹄パンチを繰り出すぞ!」

千夜「あ゛?」

悠「偶蹄目!」

ともき「いや、そんなコミカルな動きされても可愛くないんだが」

千夜「むしろウゼェ」

悠「ムッシュムラムラ!」

ともき「千夜、蹴っていいぞ」

千夜「……」

悠「立つな立つな。足を振るな」

鈴猫「こんばんわ……馬がいる!」

優日「ちゃーす……偶蹄目がいる!」

悠「YES、偶蹄目!」

ともき「お前ら偶蹄目って言いたいだけだろ」

鈴猫「な、なんでそんな恰好してるの?」

千夜「馬鹿だから」

ともき「馬鹿だから」

悠「あったかいからだよ!」

優日「へー、でも馬鹿っぽいね」

悠「愛すべきバカ……だろ?」

千夜「ちっ」

悠「めっちゃ舌打ちが聞こえてきた」

鈴猫「でも、可愛いよ?」

ともき「いや、図に乗りますよ。そういうこと言うと」

悠「どや～」

ともき「……ほら」

優日「見事な単純」

悠「ヒアルロン酸、iHA・5-LOXINを独自のバランスでトリプル配合の……」

ともき「それは皇潤だ!」

千夜「……」

優日「……」

鈴猫「……」

悠「まぁ、それはさておいて今日スーパーを覗いたらもう菜の花が出てたんだよ」

ともき「それは早いな」

悠「なので今日は菜の花鍋を食べる気だ」

優日「菜の花の辛し和えとかじゃなくて鍋?」

悠「メインの野菜を菜の花に置き換えたものと思ってくれたらいい」

鈴猫「菜の花すきなの?」

悠「あの苦味が好きだな」

千夜「おっさんだな」

悠「お馬さんだ!」

千夜「……」

悠「あ、これ生ごみを見る目だ」

優日「それで夕飯何時から?」

悠「来る気か」

優日「ひとの家にはアポ無しで来るんだからそのくらいしてくれても蜂は当たらないと思うよ」

ともき「当たるのは罰(ばち)だ」

鈴猫「……」

優日「今ならこんなお姉さんがついてくる」

鈴猫「えぇっ?!」

悠「わかったいいだろう」

鈴猫「いいの?」

悠「なんだ、鈴猫は来たくないか?」

鈴猫「え、えーと……行きたいです///」

悠「じゃあ、おいで」

優日「よっしゃ」

ともき「どう思う?」

千夜「馬鹿ばっかりだと思う」

悠「いいえ、馬です」