ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(1/7/夜)ー

神姫「んー……はぁ、少し寝たらすっきりしたかも」

悠「そら良かったけど……おれはようやく治ってきた右手に新しい傷が増えたんだけど」

神姫「左手じゃなかっただけ善かったわね。」

悠「良かったけど良くない!」

ともき「どうせ要らんことしようとしたんだろ」

悠「髪に触ろうとしただけだ」

ともき「本人に許可取ってか?」

悠「いいや」

ともき「……」

神姫「スケベ」

悠「ひとの肩にもたれかかってきたのは神姫さんでしょーが!」

神姫「貸してやろうかって聞いたのは悠よね」

悠「え、はい」

神姫「私は限界が来て借りたくなったら借りるって言ったわよね。」

悠「いいました。」

神姫「だけど、私は髪を触っていいなんてひと言もいってないわよね」

悠「……はい」

神姫「どっちが悪いの?」

悠「わ゛だじがわ゛る゛い゛でずっ゛」

ともき「すげぇ」

碧「淡々と理詰めしていったらいいんだな」

ともき「いや、あの人だからなせる所業じゃないかな」

神姫「はぁ」

悠「しかし、髪くらい触らせてもらってもばちは当たらないだろ」

神姫「バチは当たらないでしょうね。ただ爪は当たったみたいだけど」

悠「ホント切ってくれその爪……」

神姫「悠は髪切る?」

悠「いや、切らないけど」

ともき「切れよ」

悠「今がベストの長さだろ」

ともき「いつもふざけてるほど長いだろ!」

悠「そうかな」

神姫「私はいいと思うわよ。」

ともき「えっ」

悠「ほら」

神姫「引っ掴んで叩き落としつけやすいし」

悠「なんだろう。首が捥げるヴィジョンが脳裏によぎった」

神姫「やってみる?」

悠「ディープキス出来てもそのコストは高すぎる」

ともき「お前の比較が分からん」

悠「痛みに耐えてその分ご褒美」

神姫「煩悩の塊りね」

悠「へへっ」

ともき「……」

神姫「褒められてると思っているの?」

悠「うん」

ともき「折れねぇな……。」

神姫「心は折れなくても骨は折れるわよ」

悠「ただの暴行デスヨネソレ」

神姫「ふふっ」

悠「笑うな笑うな。今Sっ気あるのは久秀でお腹いっぱいなんだから」

神姫「知らないし。私はSのつもりはないわ」

悠「それこそないわ」

ガスッ!
悠「んぐゅっ!」

神姫「このまま絞め吊り上げてていい?」

悠「グロいてるてる坊主が出来上がるぞ」

ともき「余裕だな」

悠「死の恐怖をひしひし感じてる」

神姫「はぁ……馬鹿ね。」

悠「神姫にいわれると何かドキッとする」

神姫「……」
キュッ

悠「悪かったから絞めないで力込めてかないで!」
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