ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(1/2/夜)ー

雲水「そういえば数日前から見知った顔がうちに来てな」

悠「新年のあいさつじゃないのか?」

雲水「それもきたがお前も知ってる奴だぞ」

悠「誰だよ」

雲水「雷太郎と風太郎だ」

悠「そのふたりはお前の門下生だろ」

雲水「そうだ。それでもなぁ、何を言い出すのかと思ったら一から鍛錬し直してくれって言ってきたんだ。なんかあったのかしらねぇがうかうかしてるとお前すぐに凌駕されるぞ」

悠「おれは怪我人だ。しばらくはおとなしくしてるの」

雲水「何いってんだか……。まぁいい、じゃあな小僧」

悠「小僧いうなっての……」

ともき「みんな三が日でも気合入ってるだな」

悠「そんなもん一部の変人だけだ。」

紅「えっ、俺も筋トレしてるぞ」

悠「ここにも変人居た」

紅「っていうか、それ以外すること……あるか?」

悠「……」

ともき「そんな助けを求める目でこっちを見るな」

悠「いや、こんな正論……今年最大の難題だ」

ともき「今年は始まったばかりだろ」

悠「最初っから絶頂(クライマックス)ってことだな」

ともき「やかましいわ。っていうか、家族と過ごすなり友達と遊ぶなり好きにしたらいいだろ」

悠「朝から朝までスプラッタハウス攻略とか」

ともき「勝手にしてろ廃人ゲーマー」

悠「誰が廃人だ。ギリギリのギリっでセーフだよ。」

ともき「ほとんどアウトコースって言うかいっそもうアウトになれよ。潔く」

悠「くいしばりとかラストリーグとか発動しちゃうんだよ」

紅「分かりやすく言うと」

悠「どれだけ強攻撃を受けても一度だけHP1残る」

紅「だから死なないのか」

悠「ファイアーエムブレムと同じでやられたら復帰できないんだよ」

ともき「なんでもかんでもゲームで例えるな」

悠「廃人に堕ちろといっておいて今度は例えるなという……わがままだなぁ」

ともき「爪と指の腹」

悠「ボタン押すのが地獄?!」

紅「そこまでなったらゲームしないだろ」

悠「ギッチギチにテーピングして固めたらある程度は……」

ともき「そこまでしたら熱血プレーヤーだな」

悠「出血プレーヤーだ!どやぁ!」

ともき「その口でどやぁっていうのやめろ殺意が爆発しそうになる。」

悠「おかしいな……愛菜はあんなに愛らしいのに」

紅「性別が変わってる時点でアウトじゃね?」

悠「ギリギのギリッで……」

ともき「ぶっちぎりでアウトだよ!!」

悠「おかしいな」

ともき「お前の頭がな」

紅「~~!!」

悠「それだけのツッコミを瞬時にできるんだからちゃんと芸人目指そうぜ」

ともき「もれなくお前がついてきそうだから嫌だ」

悠「おれがついてくるんじゃなく一家総出で着いてくるよ」

ともき「漫才じゃなくてただの新喜劇になるだろ」

悠「バン……バン、ババンバンバーン!!」

ともき「新喜劇って言ってるのになんでドリフのテーマ……でもないな」

悠「ただの発砲音」

ともき「穴だらけになれ!」

紅「~~!!」

碧「新年早々に呼吸困難でデッドエンドしそうな奴がいるぞ」

悠「うん、今年も大丈夫だな」

ともき「何が大丈夫なんだか……。」
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