ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(12/28/夜)ー

悠(女)「ナイフ貸してくれ」

碧「……」

ともき「そんなに金に困ってるのか?」

悠(女)「強盗するからナイフ貸せって言ってるんじゃねーよ!いったいお前らはあーしを何だと思ってる!」

ともき「変なヤツ」

碧「危ないヤツ」

千夜「うぜぇヤツ」

紅「自由人」

真桜「ビッチなの」

崇「っだ、そうだ」

悠(女)「誰ひとりプラスな奴がいないし、身内からはビッチ扱いだよ!!」

真桜「間違ってるかなの?」

悠(女)「間違いすぎだろ!あーしは処女だぞ!」

真桜「そんなもん真桜もなの」

ともき「そりゃそうだろ……」

碧「っていうか、なんて会話だよ」

悠(女)「いいから、ナイフ貸せよ。林檎剥くから」

碧「それならそうとちゃんといえよ。なんで主語を抜いてるんだ」

悠(女)「何となくだ!」

ともき「なんで威張ってる」

紅「林檎なんて買ったのか?」

悠(女)「リッカのところでな」
シャリシャリ……

紅「おー、皮が繋がってる。」

悠(女)「がじがじがじがじ……」

千夜「何で剥いたはしから喰ってんだお前……」

悠(女)「えっ、林檎って皮美味いじゃん」

ともき「虫かお前は……」

悠(女)「こんな可愛い虫がいるか」

真桜「ダンゴムシ」

悠(女)「あーしの魅力はダンゴムシ以下かよ!」

紅「~~!!」

千夜「笑いすぎだろ」

悠(女)「でもま、さすがにタネは喰わないけどな……よし、切れた。ほら、真桜食べていいぞ」

真桜「別に食べたいだなんていってないぞなの」

悠(女)「うん、あーしが喰いたかっただけだ」

ともき「正直だな」

悠(女)「ほら、ともきあーん」

ともき「自分で食える」

崇「お前、こういうので凝った切り方はできないのか」

悠(女)「兎とかか?」

紅「普通だな」

悠(女)「んー……豆腐で大仏は作ったことあるけど」

千夜「それ何がしたかった」

悠(女)「あと大根で龍とかなら掘ったことある」

ともき「今切ったじゃなくて掘ったって言ったよな」

悠(女)「掘ったんだよ。彫刻刀で」

真桜「芋判でもねーのになにがしたいなの」

悠(女)「有り余る芸術の爆発かな」

崇「才能の無駄遣いだろ」

ともき「確かに」

悠(女)「失礼な!」

真桜「的を過ぎてるなの」
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