ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(12/25/夜)ー

悠「はぁーー」

拳二「なんだ、久々にあったと思ったら溜息なんぞ吐きやがって」

悠「クリスマスにちょろっと帰って来たって言うのに顔突き合わせてるのが奇麗どころじゃなくおっさんかと思ったら溜息も出る」

拳二「かっかっか」

崇「それはもう伝統だろ」

悠「嫌な伝統は廃止すべきだ」

氷室「ですが今回はひとが増えてるじゃないですか」

後楽「クリスマスはいくら酒のでも許されるから最高だよな」

悠「増えなくていいよあんなクソ狸」

後楽「おいおい、兄ちゃん。今日の日は無礼講だろ」

悠「存在が無礼な奴は黙ってろ!」

拳二「ずいぶんと不機嫌だな」

悠「あのな……いや、もういいや」

崇「諦めが肝心だからな」

悠「お前はずいぶんと機嫌良さそうだな」

崇「ようやく、面倒な行事が終わるんだ。機嫌も良くなる。昨日と今日だけで何十件集会に顔を出したか……」

氷室「顔が広いのも考えものですね。」

崇「本当にな」

悠「お前はお前で苦労が有るんだな」

崇「なにをいまさら、そう思うのならお前が俺を楽にしろ」

悠「無茶言うな。っか、おれは関係ないし」

氷室「そのやりとりも何回してきたことか分かりませんね」

悠「まったくだ」

崇「年末もこんな調子なんだろうな」

悠「年末くらいおれはゅっくりと女の子に囲まれて過ごしたいんだが」

後楽「兄ちゃんの場合、ウチ帰ったらそうなるだろ」

悠「ここ最近、家に帰った記憶がないんだ。」

氷室「見事な鉄砲玉ですね。」

悠「あはは、褒めてないだろ」

氷室「ふふふっ」

悠「笑って誤魔化された」

崇「というか……なんで帰らなかった?」

悠「この後帰るよ!」

拳二「かっかっか」

悠「なんで笑った」

後楽「かっかっか」

悠「やだもうコイツら……」

崇「お前は妙なのに好かれる運命なんだよ」

悠「そんな運命おれがブチ壊す!」

氷室「どうでもいいですがもうすぐ25日(クリスマス)は終わりますよ」

悠「そうか……つまりFFXHDが発売するんだな」

崇「そういう事だけは目ざといな」

悠「むしろそういう楽しみが有るから生きていけてるんだよ」

拳二「俺ぁは酒と女がありゃ生きてけるぜ」

後楽「おじさんは養ってくれる人をサンタに頼んでおいたんだが届いてるかな」

悠「その願いがかなうならおれはテメーを駆除してもらえるように願うよ」

後楽「あはは、まぁ、ということで兄ちゃんよろしくな!」

悠「殺意と怒りを込めに込めた弾針剄!」

ドグワシャン!!

氷室「タヌキの置物が粉々に砕けましたね」

拳二「しかもクリスマス衣装の置物って手が込んでるな」

悠「あんのクソ狸ィィィィ!!!」

崇「っと、いってる間にクリスマスは終わったぞ。いつまでも馬鹿騒ぎしてるなよ」

氷室さて、明日も有りますし帰ります」

拳二「俺ぁもたまにゃあさっさと帰って寝るかな」

悠「えっ、あれ、みんな本当に帰るの?」

崇「お前もさっさと帰って娘どもを愛でてやれ」

悠「あ、はい……。」
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