ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(12/17/夜)ー

悠「クリスマスまで一週間、か」

ともき「……」

悠「とりあえず、ともきと亮は一発殴るからな」

亮「なんでだよ……」

悠「説明が居るのか?あぁ?」

ともき「……」

カッ!
悠「ひゅいっ!!」

ともき「チッ……」

碧「お客さん。アイスピックをカウンターに突き立てないでくれ。ちゃんと手にさしてくれ。」

悠「おれの手よりテーブルのが大事とユートピア!」

碧「もちろん」

悠「あらら、即答だわ。この子」

ともき「カウンターは直すと高いけどお前は……舐めときゃ治るだろ」

悠「そりゃ治るけどさ」

亮「そこで納得するのが悠だな」

悠「いや、全力で逃げるけどな。亮を殴ってから」

亮「なんで俺にワンパン挟んでいく」

悠「せめてどっちかに一発入れとかないと……駄目だろ」

亮「……」

ともき「殴っていいと思うぞ。かなり本気で」

亮「当たる気がしない」

悠「当たらないなら当てるまで殴ればいいんだよ!!」

亮「いいのか?」

悠「いいけど……黙って殴られるほどおれは人間出来てないからな。その辺の事をよく考えて行動しろよ」

ともき「お前はもっと別の部分から人間出来てねーよ!」

悠「ばんなそかな!」

亮「まぁ、それでも悠は悪い奴じゃないよ」

悠「亮はときどき良い人過ぎてムカつくなぁ。」

ともき「お前そのうち本気で友達無くすぞ」

悠「だってこの子、主人公ポジション奪おうとしてるんですもの!」

亮「してないし……」

悠「ほんと?」

亮「ホントホント」

悠「……信用ならねぇ」

ともき「洞窟いって信じる心を捜して来い」

悠「くじけぬ心なら持ってるんだけどな」

ともき「レイドック兵士採用試験クリアしたのか……」

悠「あれなガッツリレベルあげてやくそうフルに持ち込めば勝てるんだぜ」

亮「確かにくじけないな色々と」

悠「へへっ」

ともき「くじけていいところと、くじけちゃ駄目なところにメリハリがなさすぎるけどな」

悠「そこはまぁ……気にすんなよ」

ともき「なんで俺が励まされる側なんだよ」

悠「そういえば明日ってゴッドイーターのアップデートの日だな。ついにオンライン搭載なるか……」

亮「ある意味……大忙しだなお前も」

悠「まぁなぁ。乱取りも大詰めに近づいてきたし……ちょっと最後のひと暴れしなくちゃいけないかもしれないなーって思ってる。」

ともき「怪我には気をつけろよ」

悠「アイスピック刺そうとした人とは思えない発言だけど、その気遣いにおれは騙されるのよね。」

ともき「全身打撲で入院しろ」

悠「なにこの心変わりの速さ……」

亮「ははは」
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