ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(12/9/夜)ー

悠「こんな寒い日はおでんが食べたいなぁ」

拳二「いいなぁ。出汁の良く利いたカラシぶっかけてよォ」

ともき「確かにあったかいものが良いですよね」

崇「……」

悠「崇はおでんの具なにが好きだ?」

崇「タコ」

悠「予想外だ。触手が好きなのか」

ともき「歪曲した言い方すんな」

拳二「俺ぁやっぱり大根だな」

悠「大根みたいなヤツだもんな」

拳二「かっかっか。噛めば噛むほど味が出るしなぁ」

悠「チッ」

ともき「舌打ちしてるけどお前も同じ事いったこと何回も有るだろ」

悠「でへへ」

ともき「チッ」

悠「なんで舌打ちする。あっ、ちゅーして欲しいんだな。この欲しがりめ゛っ!?」
ゴン!!

ともき「灰皿としてろ」

悠「あ、あたまじゃなくて顔面にぶつけられるとはおもわなんだべ」

拳二「お前ぇも常時発情してんなぁ」

悠「愛に生きてるんだよ」

ともき「百歩……いや、万歩譲って愛に生きてるとしても俺に向けるのは間違ってるだろ」

悠「照れちゃって」

ともき「……」
スッ

悠「OK。二投目を準備するな」

拳二「っーかよぉ、んじゃあ、崇はどうなんだ?」

悠「あー?」

崇「……なにをいってる?」

拳二「いやぁ、よぉ……崇は傍から見ても文句がつけようのない色男だろ。コイツはダメなのか」

悠「おれは男色家じゃねーぞ」

ともき「だったら俺にも絡むな」

悠「ともきは女に近い」

ともき「よし、歯くいしばれ」

悠「いーーっ」

ともき「くそ……ムカつく」

崇「そもそも俺にその気がないのを忘れるな」

拳二「かっかっか、だよなぁ」

崇「だが……」

悠「あー?」

崇「お前の半身なら……まぁ、問題はないな」

悠「片割れって……ゆうのことか?」

崇「あっちは女だろ」

悠「……え、なに、まさかそういう感じなの」

崇「邪推はやめろ。例えばの話しだ。だが、考えても見ろ」

拳二「おう?」

崇「コイツが女なんだ。扱いさえ間違えなければ……俺はいい女だと思う」

悠「やめろよ。お前に普通に褒められるとなんかゾッとする。」

崇「お前を褒めたんじゃない、片割れの方を褒めたんだ」

悠「あー、そうかよ」

拳二「かっかっか、崇にしちゃなかなかこった冗談だな」

崇「くくっ」

悠「なんでか笑えねーんだけど。どう思う?」

ともき「俺に聞くな」
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