ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(12/8/夜)ー

悠「ううむ、解せぬ」

ともき「なにが?」

悠「配信されたイベクエ。金レイアなんだけど、特別でかくもなかったら極小サイズでもない。さらなチケットもギルドチケットしか報酬に出なかった……このクエの存在意義が解せぬ」

紅「出なかっただけで別口であるんじゃねーの?」

悠「10回もやって出なかったんだから出ないだろ」

ともき「何だかんだで相当やってるんじゃないか」

悠「だって気になったんだもん。一度気になると確かめずにはいられないのが、おれの悪い癖」

ともき「お前の悪い癖はもっと色々あるだろ」

悠「……善人すぎるところ?」

紅「可哀想に」

悠「おい、なんで憐れんだ。お前のおさげに名札つけてやろうかこの野郎」

ともき「それに何の意味があるんだ……」

悠「……」

紅「ないみたいだな」

ともき「もの喋る前に一度考えてから喋れホント」

悠「そんなめんどくさいこと出来ないよ」

ともき「みんなやってるんだよ!!」

悠「すげー」

ともき「直感と本能だけかお前は」

悠「違うと思いたい」

ともき「せめて否定しろよ」

悠「他人は裏切れても、自分は裏切れない」

ともき「他人も裏切るな他人も」

紅「悠は馬鹿だなぁ」

悠「おい、ストレートにいうな。」

紅「……悠は愚かものだな?」

悠「誰が捻ったいい方をしろって言ったんだ」

ともき「一回自分を見直しとけってことだろ」

悠「自分を見直しても完璧すぎて……」

ともき「……」

悠「あ、これは家畜を見る目だ」

紅「~~!」

ともき「紅も爆笑しない……。」

紅「い、いやー、だってよぉ」

悠「今年のM1は貰ったな」

ともき「とうの昔に終わっただろ」

悠「諦めたらそこまでだぞ。心臓が息の根を止めるまで真実を求めひた走れよ!」

ともき「真実もなにも終わってるんだよ!」

悠「ばんなそかな…」

ともき「わざとやってんだろ」

悠「モロチン、おっと間違えたもちろん」

碧「その辺にしとけよ二人とも」

悠「にゃあー?」

ともき「え?」

碧「……紅が死にかけてる」

紅「ひっ……ひっ……」

悠「そんな……誰がこんなひどいことをぉぉぉ!!」

ともき「うるさいし、お前だよ」

悠「ふっ」
ズビシッ!

ともき「ドヤ顔でダブルサムズアップしてんじゃねーよ。腹立つな」

紅「……」

悠「あれ、息してなくね?」

ともき「こらこら、帰って来い!帰ってこーい!!」

碧「笑い死にって……笑えないな」
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