ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(12/4/夜)ー

悠「うー……痛い」

金剛「なにやったらこんな傷ができる。」

すりすり…
悠「痛い痛い、もっと優しくして……」

金剛「それならできるヤツに治療させろよ。なんで、俺が消毒液塗らなきゃならない」

悠「摩耶に頼むと容赦なく擦り込んでくるんだよ」

ともき「っていうか、消毒が必要なのか?」

悠「こんな痛々しい怪我してるじゃないか!」

ともき「傷口を見せつけてくるな!気色悪い!」

べしっ!
悠「痛いって!」

金剛「っで、どうなったらこうなった」

悠「神姫に腕を抜かれそうになった。」

金剛「それで肩の皮膚が裂けてるのか……ふーん、すげぇな」

悠「マジマジと感想いってんなよ」

金剛「いやぁ、ついな」

悠「ついじゃねーよ。ったく」

ともき「なんで偉そうにしてるんだ……」

悠「うん、ほら、えらいし」

ともき「エロいだろ」

悠「でへへへへっ!」

ともき「うぜぇ……マジ、うぜぇ」

金剛「まぁ良いじゃないか」

ともき「金剛さんは甘いですよ」

悠「いやー、金剛はしょっぱいだろ」

ともき「物理的な話しをしてるんじゃねーよ」

金剛「苦いかもな」

悠「やだわー、これだから野郎の味は」

ともき「味わったことあるのか」

悠「ないよ。まだ」

ともき「これからあるかもしれないようないい方だな」

悠「無いと思うけど、ともきがしたいっていうのなら」

ともき「すいません。思いっきりアイツのことぶん殴ってください。マジで」

金剛「……」

悠「いやいや、拳を握るな握るな」

金剛「あんまり変なことばかり言うなよ。お前も」

悠「えー、そんな変なこといってないけどなー」

ともき「そうか、頭がおかしいのをどうにかしないといけないんだもんな」

悠「もう手遅れだ」

ともき「自分でいうなよ」

悠「なんかさぁー、散々色んなひとにいわれてるとさー。そうなのかなーって思ってくるだろ」

金剛「改める気はないんだな」

悠「だが断る」

金剛「お前らしいよ」

悠「だろ~」

ともき「褒めてないっての」

悠「え、褒めてない?」

金剛「褒めたつもりはないな」

悠「じゃあ、褒めちゃいなよ」

金剛「こんな細則は初めてだ」

ともき「殴ってください。ホントに」

金剛「しかたないか……」

悠「仕方ないこと無いっての。今日の金剛ちゃんちょっとデンジャーだよ」

金剛「いつもと同じだよ」

悠「なーんだ、じゃあおれのこと大好きなんだ」

ともき「どういう思考回路してるんだ……」
38/100ページ
スキ