ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(12/2/夜)ー

悠「なんで明け方にこむら返りって起こるんだろうな」

ともき「なんかが足りてないんじゃないのか?」

悠「なにか……」

真桜「デリカシー、配慮、気遣いetcなの」

悠「それでこむら返りとどう関係するのかなぁ?」

真桜「罰かなにかだろなの」

悠「いってくれるなぁ、この幼女」

真桜「幼女にいわれてるのを恥じろなの」

ともき「……」
パチパチパチパチ

悠「はい、そこ無言ではくしゅ~してんじゃねーぞ」

真桜「まぁ、それが出来ないから悠なんだろうけどななの」

悠「へんっ!」

ともき「なんでふんぞり返ってる」

碧「ふてぇ野郎だな」

崇「そのぐらい図太い神経があるから「小鳥遊悠」をやっていけるんだよ」

悠「ババーン……崇」

崇「なんだ、今のは」

悠「登場の擬音、祇園精舎の祇園じゃねーぞ」

ともき「少し口閉じてろよ」

悠「お口チャックノリス」

真桜「糸と針があれば縫っとくぞなの」

悠「なんの拷問だ」

崇「くくっ、ちょっと見てみたいな」

ともき「溶接の方がいいかも知れないですよ」

悠「おれは鉄製じゃねーど」

崇「それより調子はどうだ」

悠「なんのだよ。急に会話の糸口が見つからない父親の会話の切り出しみたいなこといつつおれの隣に座ってなんだ」

真桜「長いしくどいなの」

悠「……体調は上々だよ。」

崇「調子がいいかどうかを聞いてお前の体調何かを心配するかマヌケ。」

悠「あー?」

崇「乱取りが始まってるそうじゃないか」

悠「お前の耳はシューマッハか」

碧「意味が分かんないな」

ともき「シューマッハ、早い、耳が早いってことをいいたいんだよ」

真桜「もはや暗号なの」

悠「キティ=ティガレックス希少種みたいなもんだよ」

ともき「全然違う」

悠「……まぁ、それはおいといてずいぶんと耳が早いじゃないか」

崇「なんだ、知らないのか」

悠「あー?」

崇「もう何人か大江戸学園の生徒をS・ウルフに加入してる」

悠「ブッ!!」

ともき「ぎゃっ!」

真桜「顔射なの」

ともき「変ないい方しないっ!あーもー……」

悠「げほげほっ。マジかよ。知らないあいだに勢力拡大してるなぁ」

ともき「謝罪も無しか」

悠「ごめんちゃーい」

ともき「……」

真桜「あとで殴っとくから勘弁してやってくれなの」

ともき「五発は頼む」

崇「厄介なのに目をつけられてるだろ」

悠「寅か?それとも疾風迅雷コンビか?」

崇「自覚があるなら良い。ただ、右京山には気をつけていた方がいいぞ。既に一皮も二皮もむけている」

悠「お前が褒めるなんて珍しいな。虎同士のチンパンジーか?」

真桜「シンパシーだろなの」

崇「どうとでもいうといい。ただ、俺は奴が要注意な男だと見ているだけだ」

悠「要注意?」

崇「ああいうタイプは正道も邪道もない。色んな意味で気をつけとかないと……お前も喰われるぞ」

悠「……」

崇「まぁ、俺はどうなっても面白い獲物が増えるんだから構わないがな」

悠「お前は色々と優しくないな」

崇「くくくっ。」
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