ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(11/18/夜)ー

拳二「よぉす」

悠「うぉ生きてたのか」

拳二「なんで死んだみてぇな言い方されてんだ。」

悠「いや、爆破されたんだろ」

拳二「あぁ……まぁ、な」

ともき「軽いなぁ」

拳二「かっかっか、日ごろの行いが良かったんで全然平気だぜ」

悠「お前の日ごろの行いが良かったら、おれなんて今頃神様に昇格してるっての」

ともき「うん、全然意味が分からない」

崇「人間離れしてる奴ばかりだから困る」

悠「崇にいわれる筋合いないんだが」

崇「俺はお前よりも人間らしい人間だ」

悠「どーいう意味だ」

崇「かがみ見ろって意味だ」

悠「わーい、僕ちゃんの負け」

ともき「病院……いや、墓穴にはいれ」

悠「土葬かよ。」

拳二「ふーーっ」

悠「おれの横でタバコふかすなや」

拳二「家でもどこでもうるせぇな。」

悠「家でも?」

拳二「あっ……ふーーっ!」

悠「げへげへっ!ブチ殺すぞてめぇ!!」

拳二「かっかっか、怒んなよ」

悠「くせぇ煙吹きかけられて切れないヤツがいるかっ!!」

ともき「副流煙まるあたりだな」

悠「おれが癌になったらお前を訴えてやる」

拳二「なったらな」

悠「おふくろは癌で死んだんだ。癌は遺伝性があるから無いとは限らないぞ」

拳二「お前、重いこと言うなよ」

悠「今のは悪かった」

ともき「なかなか最低の脅し方だったな」

悠「うぇひひっ!」

崇「気色悪っ」

拳二「ったく、思わず消しちまったじゃねーか……ふーーっ。」

悠「なんでわざわざ新しいのに火つけるんだよ」

拳二「俺ぁは一日4、50本すわねぇと落ちつかねぇんだよ」

ともき「それはハードな依存症では?」

拳二「いやぁ、高くなって落ちついたもんだぜ。いっときは5、6箱吸ってたし」

ともき「咥えっぱなしですか……」

悠「赤ちゃんのおしゃぶりと一緒だな」

拳二「かっかっか、それだったら本物の乳のがいいぜ」

悠「そりゃそうだ」

ともき「なっとくかよ」

崇「ふんっ」

拳二「おい、鼻で笑った奴が居るぜ」

悠「なんだ、あの余裕の面。馬鹿にしやがって」

ともき「もの凄い妬みだな」

崇「ははっ」

悠「くぅ~、文句も言わずに笑ってやがるところに腹が立つ」

拳二「全くだぜ」

悠「だけど、一番腹立つのは拳二とおれが同レベルな扱いが一番腹が立つ」

拳二「なんで急に手のひら返してんだテメェ!」

悠「初めから味方でもねーし!」

拳二「あぁん?」

悠「あー?」

ともき「ほっといていいんですか?」

崇「アレがアイツら流の仲の良さのあらわし方なんだ。ほっとけ」
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