ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(11/17/夜)ー

悠「うぅ……ウィスキーをストレートでくれ」

碧「ウィスキー?」

澪「というか、その口で飲むのか?」

悠「かがみ見るのが怖いんだけどどんな風になってる?」

ともき「定規当ててカッターナイフで引いたみたいになってる」

悠「ぱっくりか……ウィスキーで消毒だ、消毒」

神姫「馬鹿なことを口走るからそうなるのよ」

悠「馬鹿なことて……」

ともき「またなんかやったのか」

悠「なんもしてますん」

ともき「どっ……」

パシンッ!
悠「ぶべっ!」

神姫「どっちよ」

ともき「……」

碧「ずいぶんと荒々しいツッコミだな」

悠「これはツッコミじゃないただの暴行だ!」
ボタボタ……

ともき「傷が開いて流血してるぞ」

悠「じゅるるるっ」

ともき「吸うなよ……。」

神姫「カルーアミルクをホットで」

澪「あ、はいはい」

悠「じゅる…………んっ、止まった」

ともき「どうなってんだろうな」

悠「凝固が早いだけだ。治ったわけじゃない」

神姫「帰って白巳に舐めてもらえばいいんじゃない」

悠「確かにそしたら治りは早いけど……映像的にヤバいだろ。幼女にぺろぺろされるとか、ぺろぺろ、ぺろぺろ」

神姫「……」
グッ……ビシッ!ぶしゅっ!

悠「ぐあっ!!」

ともき「……本当にデコピンで皮膚が切れるんだな」

悠「いってぇ、おれを刺身にでもする気か!」

神姫「まずそうね」

ともき「食ったら死にますよ」

悠「毒キノコかおれは!あっ、でも1UPキノコなら……」

神姫「……」
スッ…

悠「まぁ、冗談は置いといて」

ともき「さすがに身の危険を感じたか」

悠「次は爪じゃなくて蒼龍爪が飛んでくると思ったからな」

神姫「喉を突く気だったわ」

悠「殺る気満々かよ……」

ともき「神姫さんが居ると楽だな」

悠「おれの身が持たないよ!」

神姫「じゃあ黙ってたらいいじゃない」

悠「それはちょっと……無理♪」

神姫「……」

悠「すいません、ごめんなさい。立たないでください。構えないでください。息を整えないでください。」

ともき「本当に楽だな。毎日来てくれないかな」

神姫「私が毎日来たところで……きっとかわらないわよ」

悠「変わらないうまさがある。」

神姫「ゲテモノでしょ」

悠「見た目が悪いほど味がいいんだよ。アンコウとか」

ともき「お前は呪われるだろ」

悠「わしゃマンドラゴラァか!っか、おれは食われるより、美味しくいただく方が好きなんだよ」
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