ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(11/13/夜)ー

悠「ふはぁぁ、ふはぁぁ」

ともき「それ、あったかいのか?」

悠「気分だけは……ただ、頭がぼーっとしてくる」

稲葉「それは酸欠とかそういうのじゃないかしら?」

悠「ひゅー、ひゅー……」

ともき「誰か紙袋用意してやってくれ」

悠「頭からかぶればいいんだな」

稲葉「まぁ、怪しくて素敵ね」

ともき「……」

碧「紙袋はなかったが頭にかぶったら密閉間違いなしのビニ袋ならあったぞ」

悠「それは死んじゃうわ」

稲葉「いってみましょう」

悠「いかねーよ?!」

稲葉「ギリギリのところで助けるかもしれないから」

悠「かもかよっ!」

碧「前から聞きたかったんだが稲葉は悠をどうしたいんだ?」

稲葉「どう?」

ともき「ときどき殺したい発言あるよな」

稲葉「死んじゃったら困るわよ。悠が死にかけてるのがいいのに、苦悶の表情を浮かべてる悠が好きなのよ」

悠「そんなこと言われておれはどう反応したらいいんだよ」

ともき「喜べばいいんじぉないか?好きって言われてるんだし」

悠「わーい」

碧「まともな奴がいないな…」

悠「稲葉はおかしいからな」

稲葉「悠は変人よね」

ともき「どっちも変わり者だよ」

悠「自分だけ普通ぶってんじゃねーよ!」

ともき「自分でいうのもアレだけどお前よりかは大分普通だからな!」

悠「ばんなそかな!?」

稲葉「悠はおかしいわよ?」

悠「なんだと!」

稲葉「おかしいから良いんじゃない。」

悠「ありがとよ!」

ともき「もうお前ら付き合っちゃえよ」

稲葉「私は別に良いわよ」

悠「マジ?!」

稲葉「そのかわり条件としては三人以上と同時に交際してることね」

ともき「意味が分からん」

稲葉「悠がハーレムを本当に作れたならその一員に加わってもいいってことよ」

悠「それはアレか。おれじゃあハーレムは作れないって高をくくってるんだな」

ともき「いや、作るなよ」

稲葉「そんなことないわよ。応援してる側よ。クスクス」

悠「ありがとう!」

ともき「絶対に馬鹿にしてる側だろ」

碧「狐だなぁ」

稲葉「あら、狐は揺光であって私じゃないわよ」

悠「いや、稲葉は充分メギツネだ」

稲葉「褒め言葉として戴いておくわ」

ともき「引かないなぁ」

稲葉「このくらいのことで引いてたらねぇ?」

悠「そうだな。生きてることを心底否定されてありとあらゆる嫌がらせを受けても笑ってないと」

ともき「どんな奴だ」

悠「おれのことだけど」

ともき「……」

稲葉「今は大笑いするところよ?」

ともき「違うだろ」

悠「笑えよベジータ」

ともき「誰がサイヤ人の王子だ」

悠「M字ハゲ、または究極のかませ犬」

ともき「どっちも悲惨な称号だな、をい」

稲葉「悠はヤムチャかしら」

悠「おいおい、サイバイマンにボカンされちゃうじゃないか」

稲葉「じゃあクリリンね」

悠「それならまぁいいか」

ともき「いいのか」

悠「ゴクウが強すぎるだけで、地球最強の人間はクリリンなんだからな!」

ともき「じゃあ、頭丸坊主にしとけ」

悠「それは断る」
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