ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(11/12/夜)ー

悠「寒い……寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い」

ともき「うるさい!」

悠「……」

碧「静かになったな」

悠「ぐすっ……うぅぅっ……」

ともき「泣くほどか!」

紅「いっきに冷えたもんなぁ」

悠「寒いんだよっ!寒いんですよっ!!」

ともき「皆知ってるよ」

悠「このままだと死ぬ」

碧「そういって毎年生きてるだろ」

ともき「寒さで死ぬこともあるかもしれないが、お前は死なない側だろ」

悠「死んじゃうよ!おれは寒さを凌ぐためなら人間をやめるぞジョジョーーー!!」

ともき「うるさいなぁ」

紅「っていうか、悠は人間じゃないだろ」

悠「人間だよ馬鹿紅!」

紅「何かコンパクトにまとめられた」

ともき「リズムは良かったな」

悠「寒いのヤダよー、寒いヤダよー」

紅「もう、真桜の嬢ちゃん抱いてろよ」

悠「知ってるか?真桜はな……結構冷たいんだよ。元から体温が低くて抱っこした瞬間はあったかいけどしばらくすると冷えてくるんだ」

ともき「冷えてくるって……。」

悠「逆に白巳は抱っこしたときは冷たいけど徐々にあったかくなってくる。」

ともき「じゃあ、白巳ちゃん抱っこしてたらいいだろ」

悠「駄目なんだ。ゆえが独占してる」

紅「あの娘って寒いの平気なんじゃないのか?」

悠「おれもそう思ってた」

ともき「思ってたってことは違ってたってことか」

悠「うん。表情がたんぱく過ぎて寒いって分からなかっただけだ。ゆえはおれと同じで寒さに弱い」

碧「まぁ……親子だしな」

悠「おれのいいところだけ似たらよかったんだが」

ともき「どこだ?それ……?」

悠「いうてくれるやないのともきちゃんよぉー!」

紅「ってかさぁ、あったかい恰好してたら平気だろ」

悠「平気じゃないから言ってるんですよ?」

ともき「お前はすこし敏感すぎるんだよ。シャツ重ね着して靴下はいて手袋してマフラー巻いてニット帽被っとけ」

悠「それはちょっと……おれのキャラじゃないし」

碧「お前のキャラってなんだ」

紅「軍パン、和柄シャツ、素足に雪駄。」

悠「大正解」

ともき「冬場くらい靴下と靴履け」

悠「靴履くと蒸れるから……。」

ともき「雪駄なんかはいてるから足から冷えてくんだよ!」

碧「だいたいあんなもん何処で買ってる……」

悠「わりと色んなところで売ってるよ?ほら、今日のなんて鉄板ついてるから歩けばシャラシャランいうべ」

ともき「ゴロツキも甚だしいな」

悠「誰がゴロツキじゃい!」

紅「いや、お前だろ」

悠「こんな美しいゴロツキがいるかよ」

ともき「頭から氷水ぶっかけてやってくれ。」

碧「喜んで」

悠「やーめーてー」
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