ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(11/10/夜)ー

悠「お湯くれ」

碧「は?」

悠「お湯だよ、お湯。熱湯」

碧「お湯割りか?」

悠「違う。ただの熱湯だ!」

ともき「何するんだよ」

悠「カップ麺を食うんだが?」

碧「ほら、熱湯」

じょぼぼぼ……

悠「あぢぃ?!」

ともき「あぁ、熱いんだ」

悠「当たり前じゃい!!」

碧「お湯くれっていうから」

悠「だれが手にかけろと言った!おれは、ぶっかけるのは好きだけどぶっかけられるのは嫌いなんだよ!」

ともき「もういっかいかけてやってくれ」

碧「いいともー」

ばしゃ!
悠「ぎゃぁ!!」

澪「何してるんだか……」

真桜「悠、居るかなの」

ともき「おっ?」

悠「はぁはぁ……」

真桜「……漏らしたのかなの」

悠「お湯をぶっかけられただけだ!だいたい濡れてるのは肩だろ!」

真桜「冗談なの」

ともき「なにかあったのか?」

真桜「あぁ、みんな外食に出たから夕飯はお前も食べて帰れと伝えに来たなの」

澪「わざわざ?」

真桜「悠の携帯電話はここにあるなの。」

ともき「本当にお前にとって携帯ってなんなんだろうな」

悠「たまにゲームするもの。いや、あれだ大事なものだから家に置いてあるんだなくさないような」

真桜「ちなみに真桜は掃除しててソファーの隙間に入ってたのを拾ったなの」

ともき「なくさないようにって?」

悠「……」

真桜「何度いっても無駄だからその事でせめてやらないでくれなの。無駄だからななの」

ともき「そうか、無駄だもんな」

悠「無駄無駄無駄無駄無駄ァァ!!」

碧「反省の様子が微塵もねぇな」

悠「携帯なんてもってなくても死にゃーしねーんだよ!!」

真桜「お前は死ななくても周りの誰かが死んだ時に連絡をつける手段がないなの」

悠「おれの周りに死にそうなやつなんていないし」

真桜「それもそうかなの」

ともき「いや、それもどうだろうか……」

悠「まぁ、ほら、おれが電話に出るより真桜が出た方が耳触りはいいだろ」

ともき「いや、お前の電話にかかってくるってことはお前に用事があっての連絡だろ」

悠「はにゃ?」

ともき「熱湯たのむ」

碧「いいともー」

ばしゃ!
悠「あ゛っぢぃぃぃ!!」

真桜「なに遊んでるなの」

悠「遊びで熱湯かけられてたまるかっ!!」

真桜「悠はぶっかける方が好きだもんななの」

悠「そのネタはもうやったよ」

真桜「幼女がいうことい意味があるなの」

悠「なるほど」

ともき「納得すんな」
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