ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(11/3/夜)ー

悠「ホイコーロー食いたいな」

ともき「中華か」

悠「いや、ホイコーロー食いながらスパゲティナポリタン食いたい」

紅「中洋折衷?」

悠「白飯とみそ汁つきで」

千夜「ファミレス行け」

ともき「正解」

悠「いや。ファミレスにホイコーローなかなかおいてねーべ」

ともき「自分で作ればよくないか?」

悠「夜十時を過ぎてから台所でごそごそしてると真桜が怒るんだよ」

紅「尻に敷かれてるなぁ」

悠「真桜くらいの体重なら十人居ても耐えられるし!」

千夜「あのガキが30キロだったとしても10人いたら300キロだぞ」

悠「……三人なら」

ともき「いっきに落ちたな」

悠「紅は今なに食べたい?」

紅「今……?牛丼」

ともき「牛丼か」

紅「まぁ、今食べたいって言うか晩飯を牛丼買って帰るってつもりなだけなんだが」

悠「牛丼か……おれもそうしようかな」

ともき「ホイコーローとスパゲティナポリタンはどうした」

悠「また後日かな」

ともき「いい加減な奴め」

悠「ひひひ、ちなみに千夜ちゃんは?」

千夜「まかない」

悠「それは食べたいじゃなくて夕飯じゃね?」

千夜「そうだ」

ともき「まぁ、千夜のところのまかないは美味いしな。」

悠「まかない食ったことないや」

千夜「まかないはメニューじゃねーし」

悠「でも、最近多いだろ。店のまかないをメニューにする店」

紅「そういえば、まかないってどう意味なんだ?」

悠「安価に作ることが第一だが食のプロ(料理専門家)が口にするものであるから、味に妥協が許されないという厳しさもあるもの。本来捨ててしまうような材料、例えばキャベツの芯であるとか魚の粗、あるいは前日の残り物などを使って創意工夫を凝らすなど、料理人としての資質が試されることから、修業中の若い料理人に作らせることが多く。店によっては、時に料理長自らが腕を振るうこともある物だ。」

紅「相変わらず変なこと知ってるよな」

悠「お前、聞いといてそれはないだろ」

ともき「まぁ、悠は無駄でできてるからな」

悠「無駄でできてるって……ゴミのモンスターかわしゃ」

千夜「モンスターみたいなゴミかもしれないぞ」

悠「千夜ちゃんってたまーに鮮烈なひとこと言い放つよな」

紅「爆笑だな」

悠「笑えねーよ!っか、ゴミ扱いされて笑えてたまりマダガスカル!」

紅「……」

ともき「紅すら笑ってないぞ」

悠「……今のは無かったことにしてくれ」

ともき「いや、無理だろ。空気がぱさぱさにっなってるし」

悠「加湿機つけてくれ」

千夜「お前の過失は取り戻せねーぞ」

ともき「あっ、上手いこといったな」

悠「……うわっ」

紅「どした?」

悠「むちゃくちゃ悔し過ぎて反応が遅れた」

ともき「なんだそれ……」
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