ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

悠「ふぁあ~…暇だにゃあ」

美喜「……」

澪「悠、寝たら風邪ひくぞ」

悠「ん~…眠らないさ、ちょち、目瞑るだけさね。」
ともき「寝る気まんまんじゃないか。」

美喜「ちょっといい?」

悠「ぁん?」

美喜「悠って、生まれ東京よね。そのわりには変な訛りとか方言使うわよね」

悠「東京生まれだけど京都に居たのも長かったからな……コホン、まぁ、関西弁で喋れんこともないで?」

ともき「お、違和感あるけど喋りは滑らかだ」

悠「せやけど、これ、京訛りが混じるさかい。中途な京関西弁になるんよね。梔姉さんと話したらごちゃになってまうんよ」

澪「けど、不思議な感じだな。他にもできるのか?」
悠「ほかなぁ……Oh, you can talk, but because it's troublesome, how is a dialect with this?」

澪「英語か」

美喜「発音良いわね。ムカつくわ。」

ともき「なんていったんだ?」

悠「まぁ、喋れないことも無いが、方言はめんどくさいからこれでいかがかな?」

澪「悠って、日英、二ヵ国語話せるんだな。」

悠「中と韓も話せるぞ。あと、ちょっとなら仏もな。」

ともき「意外だ」

悠「でも、話せるったて完璧にじゃないからに~。翻訳とかは無理だから。ふぁ~……ねむ。」

澪「だから、寝るなって」

悠「仕方ないだろ。もう俺は冬眠の時季なんだから」

ともき「熊かお前は」

悠「八雲紫です。」

澪「バカいってないで、眠たい理由はなんなんだ?」

悠「あ~…いや、昨日オネバ作ったりしててさ。」

澪「オネバ?」

悠「大根の葉の漬け物だ。苦味が強いけどこれが旨くてな…ちょっとご飯にのせたり、ツマミにしたり…」

ともき「けど、それだけで寝不足になるか?」

悠「いや、メインはオデン作っててな。いろいろ仕込みしてたら寝たの四時過ぎで…」

ともき「また、ガッツリと作ったんだな。」

悠「デカ鍋に満タンつくったぜ。」

澪「店でも開くつもりか。」

悠「いや~、カレーとかって大量に作りたくなるんだよ。そのあと、真桜の超冷たい視線が突き刺さるんだけどな。」

ともき「秋宵月ちゃん、食細そうだもんな。」

悠「細そい、細そい。っうわけで、ともき、今夜晩飯うちで食わないか?」

ともき「そうだな。せっかくだしご馳走になるか。」
悠「二人はどうだ?」

澪「あ、いくいく。俺、ちくわぶとか大好きなんだよな。」

悠「俺はじゃがいもが一番。でもトマトも好きだな。」

美喜「え、トマト?おでんに?」

悠「あれ、食ったことないのか?トロトロに蕩けてムチャウマだぞ」

ともき「ツミレもいいよな。」
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