ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~9

ーラスタ・ラヴ(11/2/夜)ー

悠「ちぇき」

金剛「おう」

白巳「よー!」

金剛「おう」

白巳「おう!」

金剛「見事に鸚鵡(おうむ)返しだな」

白巳「だな!」

悠「こういう玩具、昔あっただろ。」

ともき「玩具とかいうなよ」

悠「いやらしい意味じゃないべ?」

ともき「なにをいっとるんだお前は」

金剛「本当にな」

悠「ちょっとした冗談じゃないか、なぁ?」

白巳「なー!」

悠「いえーい!」

白巳「いー?」

悠「ダッダダーン!」

白巳「だーん!」

ともき「だから、白巳ちゃんを玩具にするな」

悠「玩具にしてるんじゃなくて、白巳で遊んでるんだ」

金剛「……なるほど」

ともき「いやいや、騙されないでください。ただ言い方を変えてるだけですよ」

白巳「ふあぁ……」

悠「おやすみモードだから静かにしてくれ」

ともき「一番騒がしいのはお前だろ」

悠「にひっ」

金剛「笑ってやがる」

ともき「ふてぇ野郎だ」

白巳「すぅすぅ……」

悠「ようやく寝たか」

ともき「物のようにテーブルで寝かせるなよ」

悠「生物ではある」

ともき「そりゃそうだろ。」

悠「金剛」

金剛「なんだ?」

悠「ちょっと白巳を両手で持ち上げてくれないか?」

金剛「こうか?」

ずぉっ!

悠「ライオンキング」

ともき「おい」

悠「いや、つい……」

金剛「どうでもいいがコイツ本気で起きないな」

白巳「くぅくぅ……」

悠「そりゃそうだ。それは実は寝てるんじゃなくトランス状態になっていて世界と交信してるんだから」

ともき「真顔で嘘八百をいうなよ」

悠「それくらいじゃないとこの睡眠量はおかしいだろ」

金剛「やっぱりおかしいのか?」

悠「まぁ、超がつく過睡眠ではある」

ともき「柳先生はなんて?」

悠「なんにも、脳に異常はないそうだ。」

ともき「それってつまり?」

悠「さっぱり分からん」

ともき「マジか……」

金剛「俺が言うのもなんだがあのお医者先生にも分からんことがあるんだな」

悠「逆に言うと分からんっていうのは異常がない。つまり健康って事だ。」

金剛「つまり悠は異常があるから毎回血抜かれてるのか」

悠「笑えないからやめれ」

白巳「ふぁ!」

ともき「起きたぞ」

白巳「んゅゅ……だっこ」

悠「はいはい。よしよし。」

白巳「きゃっきゃっ♪」

金剛「父親してんなー」

悠「羨ましいか?」

金剛「いや、俺は自分のことで手一杯だ」

悠「真面目か」

ともき「金剛さんは真面目だろ」

白巳「だろっ!」

悠「そうかな。金剛は金剛でやんちゃだぞ」

金剛「お前にやんちゃなんていわれるとは思わなかった。」

悠「どういう意味だ。」

金剛「そのままの意味だよ」

悠「そっかー」

白巳「かーっ!」

ともき「悠は頭に穴とか空いてるだろ」

悠「空いてねーよ!なんだよ穴って!」

ともき「虫とかわいてそうだから」

悠「なかなかエグい例えしてくれるな」

白巳「きゃっきゃっ♪」

金剛「なんか知らんが喜んでるぞ」
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