ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~8

ーラスタ・ラヴ(10/27/夜)ー

悠「ラスタも何気に800なんだな……」

ともき「なんの話しだ?」

悠「んにゃ、こっちの話し」

ミハイル「金になる話しなら僕も混ぜろ」

悠「ならねぇよ。っか、なんでいるんだよ!」

ミハイル「秋口の日本は美味いものが食えるし金になるからに決まっているだろう」

ともき「金になる?」

ミハイル「マツタケの密漁だ」

悠「ド犯罪だな。まってろ今警察に連絡してやる」

ミハイル「警察(ヤード)とは仲がいいから別にいいぞ。国際問題になっても知らんがな」

悠「このクソ野郎……」

ともき「権力を盾にするって怖いな」

悠「こんな薄汚い奴が権力を語るのが間違ってる」

ミハイル「金を溜めるのは同時に権力も高められるということだ。だいたいお前はもうちょっと口を慎め。僕の国だったら縛り首だぞ」

悠「その前にお前を吊るしてやる。」

ともき「醜い争いだな…。」

碧「本当に醜い」

ミハイル「あぁ、コイツのことだろ」

悠「顔のことに関してはテメーにだけは言われたくねーぞ潰れた肉まん」

ミハイル「黙れ貞子髪!」

ともき「五十歩百歩ってしってるかお前ら」

ミハイル「がるるる!」

悠「ぐぎぎぎ!」

ともき「駄目だ。聞いてない」

紅「うーす。」

ともき「よーす」

紅「お、悠いたいた。おーい、悠」

悠「ギギギ!」

ミハイル「ぐぐぐ!」

紅「どうなってんだこれ?」

ともき「呻きあってる」

紅「殴ったら話し聞くかな?」

ともき「いいと思うぞ」

紅「すっ……うおりゃっ!!」

バキッ!
ミハイル「ゴフッ?!」

悠「あぶねぇ!!」

紅「ちっ、悠には当たらなかったか」

澪「じゃっかん一名、首がおかしな方に曲がって倒れてるぞ」

でろーっ……
紅「うわ、バットになんか紫色のねばい汁が……」

悠「それはミハイルの体液だ。やつは血の代わりにそういう体液が流れてる」

ともき「人間じゃねぇ!!」

悠「ともき……」

ともき「え、なに?」

悠「ミハイルは人間じゃない。けど、妖怪と言っても妖怪が一緒にするなと怒ってくるから惑星からの物体Xというんだぞ」

碧「バーの中でバイオハザードを発生させないでくれ」

悠「Xファイルかな」

ともき「それより、紅なんか話しがあったんじゃないか?」

紅「あ、そうだ。拳二のおっさんなんだけど」

悠「拳二がどうかしたか?」

紅「マンションで誰かを匿ってるという噂がでてるぞ」

悠「匿うって……どっかでドンパチでもやったのか?」

紅「そんな噂は聞いてないけど」

ともき「……女性関係とか?」

悠「それだけはない」

ともき「言い切ったな」

悠「それだけは言いきれる」

ミハイル「いたた、何か首が痛いぞ!」

ともき「痛いだけなのか」

悠「あれを殺すには焼却しかない」

紅「本当にエイリアンみたいだな」

悠「惑星からの物体Xな」

ともき「細かい奴……。」
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