ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~8

ーラスタ・ラヴ(10/17/夜)ー

悠「ふー、来てる。奴らが日に日に近づいてきてる」

ともき「寒気か」

悠「そうだ!奴らは怖い手足を凍らせに来る」

ゆうな「末端性冷え症?女の人みたい」

悠「繊細なんだよ」

炎銃「ハンッ」

悠「めっさ鼻で笑われた」

ともき「当然だろ」

ゆうな「繊細とザーサイって似てるよね」

ともき「ザーサイ好きなのか?」

ゆうな「普通?意識して食べたことはないかも」

悠「ただ漫然と物を口に運ぶな。何を食べてるか生命に感謝して食べるんだ」

ともき「お前はそうしてるのか?」

悠「……」

ゆうな「あまり深追いしないだげてちゃらんぽらんなんだから!」

ともき「フォローになってないぞ」

悠「可愛いから許す」

ともき「ああそう」

ゆうな「お父さん、甘やかしてばっかりじゃいけないよ」

悠「じゃあ、普通でいいんだな」

ゆうな「……」

悠「……」

ゆうな「甘やかして♪」

悠「いいともー!」

ともき「駄目だコイツら。いろいろと駄目だ」

悠「駄目な子ほどかわいいって言うだろ」

炎銃「お前が可愛いって面かよ」

ゆうな「かわいいよっ!いま着てる服の蛙の柄とか!」

悠「本体は?」

摩耶「悠君の本体って……」

悠「下半身へ視線を向けないでおっきしちゃうから」

バスッ!

炎銃「ふっ……」

悠「おっぉぉ……まさか、手を狙ってくるとは……」

ともき「自業自得だろ」

摩耶「今のは仕方ないね」

悠「まって、問答無用で狙撃されてる僕の悪いのかなッ!!」

ゆうな「仕方ないよ」

悠「そっかー仕方ないか」

ともき「甘いとかいうレベルじゃないぞ」

悠「まぁ、それより普通に出血してるんだけど改造し過ぎてないか?」

炎銃「人を殺せない程度の威力だ」

ともき「ざっくばらんで範囲が広いですよね」

炎銃「死ななきゃいいだろ」

悠「死なないが出血はする程度……問題あるよ君ぃ」

炎銃「……」
チャ……

悠「やめれって」

ともき「あんまり余計な事いうなよ」

ゆうな「私はゆうな!」

悠「おれは悠!!」

炎銃「……」

悠「……あれ、撃ってこなかった?」

炎銃「娘が邪魔だ。」

ともき「あぁ、ちゃんと悠しか狙わないんだな」

悠「いや、それはそれで困るんだけどね。おれだけが狙われても」
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