ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~8

ーラスタ・ラヴ(10/13/夜)ー

悠「クリームシチューって……普通におかずだよな」

ともき「……スープとか汁もののポジションじゃないか?」

悠「いや、だって普通に米食えるし。むしろおれは米と食うんだけど」

亮「シチューはパンじゃないか?」

悠「はいはい、亮君はパンでしょーねー彼女さんからいっぱい貰えるんですから」

亮「む、ムカつく」

ともき「この程度で腹立ててたら駄目だって」

亮「はぁー……っていうか、轟さん所がそんなに余りでないっての」

悠「悪かったなぁー、うちのお店はあまりっぱなしでよぉー」

亮「なにもいってないだろ!」

ともき「酷い被害妄想だな」

悠「店のことには最近敏感でな……25日が怖くて怖くてててて」

ともき「落ちつけ」

悠「ぺったんぺったん!」

ともき「はいはい餅つかなくていいから」

亮「もう手慣れたツッコミだな」

ともき「マンネリなんだよ」

悠「マンネリはらめぇ~」

ともき「はぁ」

悠「溜息はやめてくれ」

六花「どーもー」

悠「うるさっ……」

六花「むっ、うるさいとはご挨拶な」

ともき「リッカは元気だな」

六花「うん、そこそこには」

悠「お前ってシチューはごはんのおかず派?」

ともき「まだいうか……」

六花「ビーフシチューなら」

悠「クリームシチューは?」

六花「んー、難しいところかな」

亮「だから、パンじゃないのか?」

六花「そんなハイカラな食べかたしないし」

ともき「ハイカラって」

六花「日本人は米っしょ」

悠「リッカ、お前とはこれからも仲良くやってけそうだ」

六花「じゃあ、こんどダースでフルーツ買ってね」

悠「そっちもダースで和菓子買うならな」

ともき「価格的に負けるだろ」

悠「しかもフルーツは和菓子に組み込むのめんどいんだよな」

六花「ヨウカンと餡子にしたらいいよ」

悠「できなくもないけど「食べられるレベル」にまで加工するのはおれなんだぞ」

亮「それって何気に凄いよな」

悠「なんだょ~、急に褒めやがってぇ~へへっ」

ともき「なんてムカつく照れ方なんだ」

悠「照れ方でムカつかれたらさすがになきそうなんだけど」

六花「ないてみ」

悠「わんわんにゃー!」

ともき「はぁ」

悠「溜息やめなさいよ!!」

亮「一番元気なのは悠だな」

悠「今のうちに目に焼きつけとけよ。寒くなったら事あるごとに「死にたい」っていうからな」

ともき「何人ものヤツに「じゃあ死ね」って言われるからやめとけ」

六花「わぁー、めっちゃ言われそう」

悠「ほーむ……いや、間違えた。ふーむ、かなりあり得るだけに否定できない」

亮「それはそれでどうなんだよ…」
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