ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

美喜「ふぅ…」

澪「ちわっす。あ、オーナー衣替えですか。」

美喜「半袖だと少し肌寒くなってきたからね。」

悠「秋はセンチメンタルな季節だしな。」

美喜「悠には似合わない言葉ベストに入るセリフね。」

澪「って、悠居たのか。」

悠「まぁにゃ。」

優日「私もいるよ~。」

美喜「てゅーか、なんで、わざわざここで珈琲頼むのよ。」

悠「寒いから。暖かいのが飲みたかったんだよ。」

美喜「喫茶店行け!」

澪「オーナー落ち着いてください」

優日「えーと、飲みながら聞くのもアレなんですけど。なんで珈琲置いてあるんですか?」

美喜「珈琲もカクテルに使うからよ。缶珈琲でもいいけどちゃんとした味をだしたいからウチは豆からだから、普通に珈琲として飲めない訳はないわ。」

優日「だから、凄く香りがたって美味しいんですね。」

美喜「う……」

澪「無垢な瞳って凄いな。」

悠「帽子さえかぶって無く完全に目が見えてたらアレだけで男を虜に出きると俺は断定しよう。」

美喜「コホン、ま、まぁ、喜んでくれたならいいわ。」

優日「はい、ありがとうございます」

悠「それにしても秋になり始めたよな。」

澪「だな、彼岸花が咲き始めてるし。」

優日「私は暑すぎるよりは全然マシだけどね。」

悠「そりゃ、タオル、ニット帽のコンボで炎天下ウロウロはしてられないからだろ。」

優日「五分でビシャビシャになるよ。」

悠「脱げ。」

優日「女の子に脱げとかセクハラなんですけどー。」

美喜「この変態。」

澪「……悠」

悠「いやいや、話聞いてたよね。帽子脱げっていってるだけですよ?」

優日「いや、悠が脱げとかいうと…ねぇ?」

美喜「脱がす事しか頭に無いくせに。ド変態」

悠「お前らなぁ…」

澪「ドンマイ。」

悠「だいたい脱がす相手が居ないっつうの。はぁ、人肌が恋しいぜ。」

澪「さりげなく人の肩に手をまわすのやめてくれないか?」

悠「じゃあ、美…」

美喜「私に触れたら、アイスブロックを背中に突っ込むわよ。」

悠「それで抱きつけるなら俺はやるぜ。」

澪「カッコつけれてないぞ。」

美喜「……」

悠「冗談だから無言でアイスピックを磨くのはやめてくださいまし。」

美喜「……」

優日「悠はセクハラがナチュラルにできるからすごいね。」

悠「誉めるなよ。」

澪「さっきから本当に誉められてると思ってるんだろうか。」

優日「多分。悠だし。」

悠「てか、お前らは人肌恋しくないのか。」

美喜「……」
↑大家族

澪「……」
↑彼女居

優日「……」
↑?

悠「あ、聞いた俺が間違いだったな。」
69/100ページ
スキ