ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~8

ーラスタ・ラヴ(9/24/夜)ー

悠「足りない」

ゆえ「んー……?」

悠「石が足りん、堅殻が足りん、玉が足りん……」

ゆえ「おとーさん、そーいうのなんていうかしってる……?」

悠「あー?」

ゆえ「ないものねだり……」

ともき「完璧な回答だな」

悠「ふ、ふふっ。」

ゆえ「?」

悠「ふははっ、ふはははははっー!」

碧「ついに壊れたか」

悠「こんなに立派になりやがって、うちの娘は賢いんですよっとご近所に叫びたいな」

ともき「近所迷惑も甚だしいな」

悠「気にすんな」

ともき「俺は気にならないが、お前の家族は気にしまくるぞ」

悠「そうか?」

ゆえ「うん……」

悠「なら、やめておこう」

ともき「そろそろ誰かに殴られろ」

悠「そんなの日常茶飯事だが?」

ゆえ「ばいおれんす……」

崇「毎度毎度、お前がいると騒がしいな」

悠「おれが原因じゃねーべ」

ともき「いや、騒ぎの中心と原因はたいていお前だからな」

悠「ばんなそかな」

氷室「どうも、あぁ、にぎやかだと思ったら……やはり悠さんがいましたか」

悠「だから、おれが居る=騒がしいの方程式やめれて」

ゆえ「あるある……」

悠「ねぇーよ」

氷室「台風はどうやら過ぎ去ったみたいですね」

崇「この前みたいに雨風が荒れなかったのは拍子抜けだな」

悠「おれとしては暴風雨を浴びたかったけどな」

崇「風呂場でシャワーでも浴びながら大型扇風機まわしとけ」

悠「それやったら馬鹿みたいじゃん」

ともき「悪天候の中を出歩くのも馬鹿の所業だからな」

悠「きこえなーい」

氷室「都合のいい耳ですね」

ゆえ「おとーさんのかみがながいのはみたくないものをみないためとききたくないことをきかないためなんだよ……」

悠「ちなみに真桜が半目なのもみたくないものを見ないためという説もある。」

ともき「他の説は」

悠「けだるくて目蓋をあげるのもダルイ」

ともき「不覚にも納得出来ちゃった部分がある」

崇「なら、お前の触角はトラブルを探知して吊り上げてるのか?」

ゆえ「まじすか……?」

悠「触角いうな、アホ毛と言え……って、誰がアホ毛だ!!」

ともき「自分でいったんだろ」

ゆえ「わいあーど……」

悠「ウィーンガシャン!!」

ともき「なんだそりゃ」

悠「スィールボールランのポーク・パイ・ハット小僧だよ。スタンドはワイアードで吊り上げる能力」

崇「お前が吊り上げるのはトラブルだけどな」

悠「うるせぇっーの!っか、持ってきてんのはお前だろ!」

崇「くくっ」
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