ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~8

ーラスタ・ラヴ(9/22/夜)ー

悠「はぁーまだまだあっちぃなぁー」

ゆえ「なぁー……」

ともき「遠出してたのか?」

悠「なんで?」

ともき「いや、休みだし」

悠「答えはNOだな。今日は一日街をブラブラしてた」

ゆえ「おとーさんのあとについてってた……」

崇「親子で散歩か、くくっ」

悠「ほほえましいだろ」

ともき「自分で言うな」

拳二「かっかっか、悠についてって楽しいか?嬢ちゃん?」

ゆえ「たのしーよ、おっちゃん……」

悠「コラ、おっちゃんじゃないだろ。ゴリラさんだろ」

拳二「おい、悪化してんぞ」

崇「くくっ」

拳二「じゃあ、崇はなんだ?」

ゆえ「おうさまー……」

ともき「お前が教えたのか?」

悠「まぁ、だいたいはおれかな。」

拳二「納得いかんな」

悠「じゃあ、なんて呼ばれたいんだよ」

拳二「拳二お兄さんだろ」

崇「ねぇよ」

悠「滅びろ!」

ともき「……」

拳二「おいおい、なんだとこの野郎」

悠「あり得なさすぎる。お兄さんじゃなくてどう見てもおっさんだし。」

拳二「なんだと」

崇「あまりに滑稽すぎて、ともきが絶句してるぞ」

ともき「え、あー、いや、そういうつもりじゃ…」

悠「ともきがツッコミを忘れるほどあり得ないこと言ったんだぞ。もう自害しろ」

拳二「あ゛ぁ?」

悠「あー?」

崇「なんででも騒げれておめでたい奴らだな」

ゆえ「めでたい、めでたい……」

悠「めでたくない!」

拳二「いや、お前はおめでたい奴だぞ?」

悠「あー?」

ゆえ「たのしいのはいいこと……」

悠「うん、そうだな」

崇「お前は娘に対しては飛び抜けてダメな奴だな」

悠「娘に対してくらいダメでいないと頑張りすぎちゃってるだろおれって」

ともき「ねーよ、むしろもっと頑張れよ」

悠「おいおい、おれがこれ以上がんばっちゃったら……世界が変わるぜ?」

拳二「どう変わるんだよ」

悠「メイドインへヴン的なアレかな」

ゆえ「いちじゅんしたせかい……」

ともき「それ、結果的には変わってないだろ、あと出来ないだろ」

悠「頑張れば波紋は使えるようになりたい……願望がある」

ともき「最後は願望になり変わってたぞ」

ゆえ「じゅっぷんかんいきをすいつづけて、じゅっぷんかんはきつづける……」

崇「まぁ……お前が頑張るときはつまらないトラブルに首を突っ込んでる時だけだろうな」

悠「軽くまとめるなよ?!」

拳二「それが概ね正解だろ」

ゆえ「だれかのためにいっしょーけんめいになれるのはいいことだよね……」

ともき「そうだな。けど、それを聞いたら悠は調子に乗るから内緒な」

ゆえ「わかった、ないしょ……」
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