ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~8

ーラスタ・ラヴ(9/21/夜)ー

悠「銀火龍が手に負えない気がする」

ともき「そうか」

悠「もっと興味持てよ!」

ゆえ「やばいねやばいね……」

悠「気遣いありがとよ。どっかのリアクション芸人みたいな」

ともき「気を使わせるなよ」

悠「親子のコンビネーションさ!」

ともき「そうなのか?」

ゆえ「かもしれない……」

ともき「ハッキリしてないぞ」

悠「どう思う?」

千夜「……」

悠「はい、そこ目があったんだから無視するのやめなさいよ!」

千夜「……おまえらの三文しばいに巻きこむな」

悠「だめだ、もう遅い。運命の歯車は回りだしてしまったのだよ」

ともき「なんで盛大な物語が始まるみたいな言い方してるんだ」

ゆえ「かみをころす……」

悠「血が、血がうずくっ!」

千夜「おい、どうにかしろよ」

ともき「こんな中二病どもをどうしろと」

悠「いっしょにロールプレーしよーずぇ」

ゆえ「あたしぷっちしんぷ……」

ともき「終わりが見えないことを始めるな」

悠「終わりが始まったのだよ!」

ともき「……千夜、蹴ってやってくれ」

千夜「オラァっ!!」
ズドッ!

ギュバッッ!!
悠「全力緊急回避!!」

ゆえ「やんややんや……」

千夜「ちょろちょろしやがって」

悠「躊躇なくつま先で蹴ろうとするな!当たりどころ次第だと突き立つだろ!」

千夜「俺の蹴りが直撃で、どの程度効くのか知りたいと思ってたからちょうど良い」

悠「おれは全然よろしくねーぞこの野郎!!」

澪「店の中で暴れるなっての」

ゆえ「おとこにはたたかわねばならないときがある……」

ともき「そうだとしても今じゃないだろ」

悠「けしかたのはどこのどいつだ!」

ともき「別にけしかけてはないだろ。蹴ってくれって頼んだだけで」

千夜「言わなくても蹴ってたから何の問題もない」

悠「まさかの四面楚歌!!」

ゆえ「がーんばれい……!」

悠「よーし、お父さん頑張って避け続けちゃうぞ!」

千夜「……やめた」

悠「どぉーい!」

ともき「どうかしたか?」

千夜「萎えた」

ゆえ「おとーさん、どんまい……」

悠「なんでおれが慰められてるんだか」

千夜「お前が色々めんどくさいんだよ」

悠「でへへ」

千夜「うぜぇ…」

ゆえ「ねっ、ねっ……」

千夜「あ゛?」

ゆえ「なんで、めんどくさいおとーさんとおともだちしてるの……?」

千夜「……」

ともき「それは口でなんとでもいうけど、友達だからだよ」

ゆえ「そっ、か。おとーさんとおともだちでありがと……」

千夜「……」

悠「なんか泣きそうになった」

ともき「お前、娘に対しての涙線ゆるすぎ」
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