ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~8

ーラスタ・ラヴ(9/11/夜)ー

悠「物産展でホントついつい買っちゃうよな」

ともき「物産展好きだな……」

悠「うん」

ともき「……」

悠「え、なに?」

ともき「いや、素直だとなんか気持ち悪くて」

悠「あのさ、おれの発言から気持ち悪いに繋げるなよ。なんか新しい扉開けちゃったらどうする」

碧「気持ち悪い」

悠「なんでや!」

拳二「けど、この鳥皮せんべいは美味いな」

悠「勝手にむさぼるなよ」

後楽「一口餃子ってのもいけるな。」

悠「だから、勝手にむさぼんなってんだろ。八つ裂きにして部位ごとに熱却するぞ」

ともき「えげつないな」

後楽「そう目くじら立てんなよ。ほら、これやるから」
ちゃぷん…

悠「なにこれ?」

後楽「鬼の酒だ。呑んでも死にはしない、はずだ」

ともき「鬼の酒って……」

悠「ありがとう」

ともき「なんの疑いもなく手に取るなよ…」

悠「いや、どうせ鬼殺しとかだろ。」

拳二「将棋の戦術か」

悠「おまえが酒の方を知らずに、そっちをほうを知ってるのが驚きだ」

拳二「全然内容は知らんけどな」

悠「ゴミが……」

拳二「あぁん?」

ともき「っで、これどうするんだ?」

悠「へい、おちょこひとつ」

拳二「いいや、ふたつだ。俺ぁも呑む」

澪「あるけどさぁ……。」

ともき「呑むのか?」

悠「乾杯」

拳二「乾杯!」

ゴクッ!

後楽「かるく90度以上はあるから流し込むと喉が焼けるぞー」

悠「ぐぇぇ……!」

拳二「くぅーはぁー……美味い!」

ともき「片方は悶絶、片方は平然……」

悠「げほっげほっ……ちょ、水!水くれ!!」

澪「はいはい」

拳二「甘口でキレのある日本酒なんか初めてだぜ」

悠「げほげほっ……うぁー、喉が破裂するかと思った……もう一回のも」

ともき「呑むのかよ!」

悠「いや、酒としたらすごいぞこれ。めちゃくちゃ悪酔いしそうだけど」

ともき「おまえが悪酔いするレベルなら呑むな」

拳二「これ貰っていいか?」

悠「いや、おれのだから」

ともき「飲兵衛二匹……。」

悠「そういえば……この酒どこから盗って来た」

後楽「盗んだこと前提なのが酷いぜ。ちゃんと貰って来たんだ。もっと正確に言うと福太郎がおまえにって渡されたんだがな」

悠「福ちゃんから……って、先に言えや!!」

後楽「あとでも先でも変わらないだろ」

悠「変わるよ!っか、拳二も呑むな!これはおれが全部飲む」

拳二「あー?」

ともき「既に半分以下……」

悠「……よし、ならもう呑みきろう」

ともき「おまえの生き方ってどうなんだ?」
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