ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~8

ーラスタ・ラヴ(9/8/夜)ー

炎銃「んー……ダメだな。銃身が曲がってる」

悠「……」

紅「まーた、銃口で殴ったのか?使い方違うって俺でもわかるぞ」

炎銃「うっせぇなぁ」

悠「いやいや、それよりおもいっきり銃口がおれに向いてることを注意してくれ」

炎銃「気にすんな。弾もガスもしっかり……入ってる」

悠「気にするどころの騒ぎじゃねぇ?!」

ともき「おい、動くなよ。他のみんなが危なくなるだろ」

悠「おれの心配は?!」

紅「不要」

悠「必要!」

炎銃「うるせぇぞ!」

悠「理不尽すぎて叫びたくもなるんだよ!!」

碧「おまえの発言のほうが常々理不尽だろ」

悠「おれはいい加減なだけだ!」

ともき「威張っていうこっちゃねーぞ、それ…」

炎銃「……」

バスッ!
悠「ひゅぃっ?!」

炎銃「ちっ、この距離で外れるってことは相当歪んでるな」

悠「まって、今かすったよ?!目の側をすり抜けてった!!」

紅「直してもらったほうがいいんじゃないか?」

炎銃「気分はのらねぇが……枢のところ行くか」

紅「頑張れ」

炎銃「おまえも来るんだよ!」

紅「えー、なんで?」

炎銃「俺がキレてあの女を殺さないためにだよ」

紅「なるほど、わかった」

悠「あいつら最後までおれになにもいわなかったぞ……」

ともき「避けれたんだからよかったじゃないか」

悠「避けたんでなくて偶然あたらなかっただけ!」

澪「ついてるじゃないか」

悠「ホントだ!やったぁぁ!」

ともき「……だんだん、悠の神経が怖くなってきた」

澪「もしかしたら悠はもの凄い幸運の星に生まれてるのかもな……ただし、それを軽く覆すほどのマイナスを背負ってる」

ともき「俺は逆に運とかにわざと逆らって生きてるんだと思う」

悠「完全に本人の耳に届いていますけど?」

ともき「聞こえるようにいってるんだよ」

悠「運の善し悪しの尺度で測るならおれは比較的悪い側の人間だろうけど日ごろの行いがいいから今があるんだ」

ともき「ごめん、悠。本気で一回顔面殴らせてくれないかな。本当に本気で」

悠「えぇ……まさか頼みこんでまで殴りたくなるほどの怒りに触れちまうとは思わなかった」

碧「今のは仕方ない」

澪「100人中1000人が怒る内容だった」

悠「限界突破してますが?」

ともき「それだけ許し難いってことだよ」

悠「わからん……おれが何をした!」

ともき「俺たちを怒らせた」

悠「よーし、わかった。おれも男だ好きなところを殴れ!」

ともき「ふんっ!」

ゴッ!
悠「……~!!」

澪「鼻っ柱殴ったな」

ともき「……本当にまともに受け止めるとは思わなかった。」

碧「だぶん、向こうも本気で殴ってくると思ってなかったんだろうな」

悠「がふっ……ともきじゃなかったら……D4Cな目にあわせてるところだが……ブシュッ!はー……まぁ、許すよ」

ともき「本気でぶったのは悪かったから手で鼻血をかむな……ほら、ティッシュ……」

悠「ぶーーっ!ぶっーー!……はぁ、お鼻すっきり爽快!」

ともき「タフだな…。」

悠「神姫にビンタされてみるといい。頬を打たれても首が捥げる衝撃受けるから」
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