ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~8

ーラスタ・ラヴ(8/29/夜)ー

悠「痛っっ……」

ともき「どうしたんだ……前髪あけてるじゃないか」

悠「爪が刃物みたいな女性にデコピンされて額が裂けた」

ともき「なんのスタンドで攻撃されたって?」

悠「できればおれもスタンドによる攻撃だと思いたいが……確実に実体の攻撃で切り裂かれたんだ。見てくれコレ」

ともき「うーわ…ぱっくりひらいてるぞ。縫った方がいいんじゃないか」

悠「そのワードは止めてくれ」

ともき「えっ?」

悠「神姫がなにを考えてるのか縫合したいとかいってるんだ」

ともき「へぇ、神姫さんてそんなことも出来るのか」

悠「ちげぇよ。ただ縫いたいだけなんだよ。麻酔とか無しで医療用の縫合糸とか使う気もないんだよ」

ともき「……」

悠「多分病んではないはずだ。ただしたいってだけで」

ともき「それでも十分危ないだろ」

悠「じゃあともきそれをいってやってくれ」

ともき「遠慮する」

悠「逃げるなッ!」

ともき「逃げるとかじゃなくて、俺は関係ないだろ」

悠「ですよね。」

碧「そんなことされて怒らないのかお前は」

悠「いやほら、おれってフェミニストだし優しいから怒ったことないぢゃん」

ともき「俺はいま怒りが沸いた」

碧「殺意を覚えた」

澪「憐みを感じた」

悠「全面的に敵意と悪意をかき立ててるのは何で?」

ともき「あぁ、やられる原因はやっぱりあるんだな」

碧「いっそ顔割られたら良かったのにな」

悠「神姫の爪ならやれると思う。っていうか、ヘタしたら蒼龍の爪(真空の刃)より痛かった気がする」

ともき「ときどき思うけど……本当にスタンドとか出せるタイプの人じゃないよな」

悠「出せないと思いたい。おれはほわいとすねいくなら出せるけど」

ともき「白巳ちゃんだろ」

悠「C-MOONとメイド・イン・へヴンにはなれないしなぜか能力は治癒系だけどな」

ともき「だから、白巳ちゃんだろ」

悠「1000球だっ!」

ともき「本当に1000球ぶつけてやろうか」

悠「どっじゃああぁぁん!」

ともき「あぁ、うっとおしい……」

悠「へへっ」

ともき「なんで笑ってやがる」

駒狸「こんばんわ、すいません。悠君いますか?」

澪「いらっしゃい。そこでのたばってるよ」

悠「えらいいい方されたな」

駒狸「おでこ治療行きましょう」

悠「このくらい平気だから……あれ、なんで知ってんの?」

駒狸「九頭竜さんから連絡があったんです。ほら、化膿したりしたら大変ですから」

悠「いや、もうツバつけて消毒したから大丈夫だって」

駒狸「ダメです!ほら、行きますよ。」

悠「いや、ホントに大丈夫ですから、ちょ、引っ張んないでくださいって……。お酒飲んだら治るから!はーなーしーてぇー!」

ともき「さっさと病院行って来い」

悠「ともきの裏切り者ー!!」

ともき「なんも裏切ってないっての……」

碧「あれだけ元気なら病院いかなくてもいいんだろうな」

澪「むしろ少し血を抜いて落ちつかせた方が良いだろアレは」

ともき「……あぁ、採血が嫌で、抵抗してたんだな」

澪「血抜く必要ないだろ」

ともき「柳さんは悠が来たら必ず採血するらしいぞ」
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