ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~8

ーラスタ・ラヴ(8/20/夜)ー

悠「……」

亮「なんだ?ひとの顔ジッと見て」

悠「いや、最近よく会うよな」

亮「えぇ……普通だろ」

ともき「むしろ本当なら毎日学校で顔合わせるんだけどな。誰かさんは毎日来てないけど」

悠「サボりはいかんぞ亮君」

亮「おれはコレでも休んではないんだよ。途中でサボったりはあるけど」

悠「ひゅー」

ともき「はぁ…」

亮「でも、悠は毎日学校来なくて正解かもな」

ともき「なんでだ?」

亮「来たら俺らがひっぱてかなきゃならないじゃん」

ともき「……そうだな。今くらいのがちょうどいいのかもな」

悠「はっはっはー、まるでおれの面倒をみるのが…」

ともき「めんどくさいんだよ」

悠「前倒しで言われた!?」

亮「重いんだよお前…」

悠「金剛より軽いし!むしろアレを目指してるし!」

ともき「そうなったらもう放置だからな」

悠「鍛錬だと思えばいい」

ともき「それでやる気が出るか!」

亮「なるほど……」

ともき「ちょっと有りかなとか思ったんなら全部亮がやってくれ」

亮「勘弁してくれ」

碧「っーかよぉ、悠がちゃんと起きて歩けばいいだけじゃね?」

悠「それはおれが可哀想だろ」

ともき「チッ」

悠「あらヤダ、舌打ちされた」

碧「むしろ舌打ち程度で済ませてくれるのが寛大だろ」

悠「さっきからなんだ、そんなに構って欲しいのか?ならこっちゃこいイイコイイコしてあげるから」

碧「なんでお前らってこんなのと友達してるんだ?人生の汚点になるぞ」

悠「いってくれるなこの野郎」

ともき「こんなのでも金には汚くないんだよ」

亮「こんなのでも……ひとがいい時があるんだよ」

悠「無理矢理感マルダシだなッ!っか、「ひとがいい」じゃなく「いい人」だろっ!」

金剛「うーす」

悠「はい、質問です。小鳥遊悠君のいいところは?」

金剛「はぁ?別に悪いって所もないだろ。いつものお前が一番いいだろ」

悠「結婚しようか」

金剛「なんの遊びだコレ?」

ともき「……金剛さんは凄いっすね。」

亮「いや、ホントなんていうか理想だな」

金剛「は?」

澪「一杯奢るよ」

金剛「いや、本当になんだコレ……。」

悠「まっすぐって……凄いんだな」

ともき「そう思うならがりゅーちゃんに優しくしてやれ」

悠「充分してるよ」

亮「そーかぁ?」

悠「向こうが真剣だからこっちも真剣に答えてるつもりなんだがなぁ。」

亮「なにが嫌なんだよ。ちょっとバカっぽいけど好意100%だろ向こうは」

悠「いやぁー、真っ直ぐすぎてなんていうかな…。」

ともき「金剛さんはどう思います?」

金剛「色恋のことは分からんが……なんにもしないでうだうだしてるより。百回でも千回でもぶつかっていけばいつか勝てるだろ。まぁ、俺の意見としてはあの嬢ちゃんは「全面的に強い」だな」

悠「金剛ちゃんが何が言いたいのか僕分かんないよ~」

金剛「ストレートにいってやろうか?」

悠「ごろにゃん、ごろにゃん。たくましい二の腕でにゃん」

ともき「うざ」

亮「きも」

碧「爆散しろ」

澪「滅」

悠「お前らっていうか最近みんな容赦ないなぁ」

金剛「ははは」
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