ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~8

ーラスタ・ラヴ(8/3/夜)ー

悠「あー暑いわぁ。」

紅「暑いな。八月らしいっちゃらしいけど」

悠「涼しくなる話あるか?」

紅「ない。」

悠「即答だな。ほか、なんか涼しい話あるひと」

六花「朝からかき氷をいっき食べたら頭いたくなった」

悠「涼し……くはなんないな。」

六花「むしろ、涼しくなる話ってなんなのさ?」

悠「……怪談。」

ともき「人外魔境な知り合いだらけの悠が怪談で涼しくなれるのか?」

悠「……」

紅「後楽のおっさんが悠名義で借金作ったっていえば涼しくなんね?」

悠「涼しいじゃなくて血の気が引くわ。」

六花「汗出てるよ」

悠「嫌な汗が吹き出ちゃったよ。おしぼりくれ」

碧「おっさんか」

ともき「おっさんだよ」

紅「おっさんだな」

六花「やーい、オヤジ」

悠「あれ、なに今一瞬にして全方向から喧嘩売られた?」

ともき「おっさんじゃないのか?」

悠「おっさんですけど?なにか?」

六花「なにぎれ?」

ともき「うーん、絡みキレかな」

悠「おれが悪いんだろうか」

紅「悪くはないけど、おっさんという事実は変わらない」

悠「なぁんってこったい!!」

ともき「たいして気にしてないだろ」

悠「うん、全然」

紅「だよなぁ」

悠「っか、そういう話しじゃなくて暑さをどうにかしようって話しだよ」

紅「脱ぐ」

澪「やめてくれ」

悠「脱いだ方が暑苦しい」

六花「あー、悠君限定だけど涼しくなる方法があるよ」

悠「マジか!」

六花「うん、しかもちょー簡単。」

悠「もったいぶらずにいってみれ」

六花「髪切れ」

ともき「よくいった」

紅「ナイス提案、ナイス発言」

悠「無理」

ともき「お前は爆発しないだろ」

悠「優日だって爆発しねぇよ!」

ともき「うん、知ってる。でも、向こうは髪じゃない帽子だ」

悠「フェミニスト気取りか!」

紅「無茶苦茶なこと言いだしたな」

ともき「いつもだよ」

紅「ああ、そっか」

六花「まぁ、切らんでもいい方法がないこともない」

悠「あー?」

六花「動くな!」

悠「はいっ!」

六花「こうして、こおーすれば、はいできた」

ともき「……ぷっ」

悠「ちょっとまて、確かに前髪はかき分けられて視界が開けてるが……なにした」

六花「いや、普通に髪留めでとめただけ」

紅「可愛いぞ」

悠「えへっ♪じゃねーよ!」

六花「それあげるよ。百均のヤツだし」

悠「わーい……」

ともき「この夏はもうそれでイケばいい」

悠「この恰好で髪留めっておかしいだろ、熟練のおねぇ系か」

紅「……え、今のは笑う所か?」

ともき「ツッコミどころも分からない事を言うな」

悠「しかし……悔しいことに見やすいし爽快感があるから、これは貰っとく」

六花「黒とクリアーとピンクと茶色どれがいい?ピンクいったくだよね」

悠「せめて黒!」
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