ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~8

ーラスタ・ラヴ(7/27/夜)ー

悠「肌がやけて痛い」

紅「なにしてたら赤くなるまで日に当たるんだ?海にでもいってたのか?」

悠「屋根の上で作業してたんだよ」

紅「ソーラーパネルでもひっつけてたのか?」

悠「いいや、瓦をなおしてただけだ。いつの間にかズレてたらしい」

ともき「手軽に直せれる物なのかソレって」

悠「ズレたのを戻すだけなら屋根にさえ上れたらどうにでも出来るよ」

紅「っで、足踏み外して怪我するんだな」

ともき「屋根から落ちたら重症だろ」

紅「悠なら頭蓋骨をしこんであるから平気だろ」

悠「そーそーって、お前が言うなっ!!」

ともき「だから、頭蓋骨に過剰な期待をしすぎだろ」

悠「でも、頭蓋骨がなかったら取り返しがつかなかった事が多々ある」

ともき「頭蓋骨は誰にでもあるっーの!」

崇「いつもにぎやかだな。」

悠「おう、崇。夏バテか?」

崇「少しつかれてるのは確かだな」

紅「マジッすか?」

崇「あぁ、夏バテとまではいかないがな。」

悠「緑黄色野菜をしっかり食え」

崇「サプリを取ってる」

悠「現代っ子か!」

ともき「年上だろ」

悠「そんなんだからひょろ長いんだよ」

崇「シィッ!」

チッ……
悠「……」

崇「確かにすこし運動不足なのもあるな」

悠「かすったよ?ねえ、今見えない何かが鼻先かすったよ」

紅「すげぇ、全然見えなかった」

崇「髪の毛一本抜く気だったんだけどな」

悠「おれで自身の体調をはかるんじゃねぇよ!背中が嫌な汗でぐっしょりになっただろ。下血するぞコラ」

ともき「なんで下血に至る」

悠「ストレスで」

ともき「殴られてしまえ」

悠「軽く言うな。アレに殴られたら泣くだけじゃ済まなくなる」

紅「そこで頭蓋骨の出番だな」

悠「壊れるわ!」

崇「頭蓋骨?」

ともき「気にしないでください。たわごとですから」

崇「悠の戯言はいつものことだが、なぜかそれが重要なファクターだったりするが……今回は本当に戯言みたいだな」

悠「しかも、その話題出したのはおれじゃなくて紅だろ」

紅「いつもいってんのは悠だ」

ともき「根本的には悠が悪い」

悠「でたよ、でましたよ。経緯はどうあれ諸悪の根源はおれ節。」

崇「そんなものがあるのか」

悠「ねぇよ!」

紅「自分でいったじゃん」

悠「気のせいだ」

ともき「はいはい」

悠「流すなよ……。」

崇「お前はバテなさそうだな」

悠「冬のあいだにチャージしてるからな」

ともき「やっぱり冬眠してるのかアレ」

悠「夏で果てて冬に眠る」

ともき「一年を通せよ」

悠「寒いのやーだー」

崇「不思議だな」

悠「何が」

崇「いつも寒いここと言ってるくせに寒いのが苦手っていうのがだ」

ともき「ぷっ」

悠「だ、だれのボケが寒いだコノヤローっ!!」
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