ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~8

ーラスタ・ラヴ(7/24/夜)ー

悠「うーむ……金がない」

碧「堂々となにいってる」

拳二「お前、明日がなんの日か分かって、しかも俺ぁの前でよくそんなことをいえるよなぁ。」

悠「うるせーよ。百歩譲っても今日はテメェにとやかく言われる筋合いはないんだから黙ってろ。バーカ、ぶぁ―ーか!」

ともき「おい、完全に子供みたくなってるぞ」

悠「はぁ」

後楽「不景気な面してんなよ」

悠「テメェがひとの財布から金抜いてるからだろ」

ともき「あぁ、なんたそれが原因か」

後楽「抜いてるなんて人聞き悪ぃなぁ。借りてるだけだって」

悠「なら、返せや」

後楽「ん、ま、そのうちな」

悠「あぁ、ぶちころがしたい!!」

ともき「気持ちはわかるけど落ち付けって」

後楽「そうだぜ。カリカリしててもいいことなんてねーし」

悠「……」

ゴッ!バリーン!
狸の置物【……】

悠「ちくしょう」

ともき「お前の逃げ足も速いけどあの人の逃げ足は本物だな」

悠「逃げるスキルに関しては自動マーキングとユニバーセンスがあっても見つけれないと思う」

拳二「そーかぁ?ああいうやつはたいてい似たようなところでたむろってると思うぜ。パチンコかキャバか」

悠「さすが同類」

拳二「アレと一緒にはすんな」

悠「ぺっ」

拳二「態度悪いなお前……」

悠「たいども悪くなるっーの!」

ともき「それをひとに当たるなよ」

悠「けっ」

拳二「ま、俺ぁは明日きっちり払ってもらえりゃそれでいいがよ」

悠「叩きつけてやらぁ」

碧「なんか哀れに思えてきた」

ともき「確かに」

悠「くそっ、しばらく見ないと思って顔出したらこれだよ」

拳二「定期的にたかられてんだな」

悠「毎月お前にもたかられてる」

拳二「家賃の徴収だっ!」

崇「今日は一段とうるさいな」

悠「あー?」

紅「んー?」

ゴッゴッゴッ
悠「ええい、金属バットで突くな!」

崇「やけに荒れてるな」

拳二「金がないんだとさ」

崇「いつものことだろ」

悠「ああ、いつものことですよ!!」

崇「自覚もしてるじゃないか」

悠「がるるっ!」

紅「一発殴っときます?」

崇「放っておけ。」

悠「はーー……もういっそ家賃踏み倒すかな」

拳二「その前にお前を踏み倒してやろうか!」

悠「うっせ、ばーか、ヴぁーか!」

ともき「なんかいループする気だよ」

崇「暇なんだろ」

悠「崇もう、家賃払ってくれないか?」

崇「貸しならいいぞ」

悠「………………やっぱりいい」

拳二「大分葛藤したな」
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