ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~8

ーラスタ・ラヴ(7/21/夜)ー

紅「夏場は暑いけど筋トレしたくなるよな」

悠「ならない」

寅「なるな。暑い分、気合が入る」

悠「入らない」

千夜「持久力アップ狙いだな」

悠「狙わない!」

寅「うるせぇぞボンクラっ!!」

悠「まさかのボンクラ呼ばわり!!」

千夜「ボンクラ」

紅「ボンクラ」

悠「おい、全面戦争かコラ。お前らなんてヘルクライムピラーでも登っとけ!!」

紅「へる?」

悠「波紋でのぼる修行用の柱だ。オイルが垂れてる」

寅「……」

カチッボッ!
悠「熱っ?!おま、なにライターに火つけて人に向けてんの!!」

寅「うるせーから」

悠「うるさいからって人を焼こうとしたよこの人!!」

ともき「全身くまなくあぶってもらえ」

悠「おれはスルメいかじゃねーぞ」

千夜「イカは食えてもお前は食えない」

ともき「あっ、上手いな」

悠「誰がイカ臭いだ!!」

ともき「誰もいってねーよ!」

悠「ドギャーン」

寅「なぁ、なんでアイツってあんなにも人を怒らせるのが大得意なんだ?」

紅「多分生まれつきだ」

千夜「成長過程で性格が歪んだんだろう」

悠「言いたい放題か」

ともき「ちなみに否定は出来るのか?」

悠「……みゃおん!」

寅「フンッ!」

千夜「死ねッ!」

ドッ!
ゴッ!

悠「ツインキック?!」

紅「避けるなぁ。紙一重で」

悠「あれは当たったら痛いじゃ済まないもん。」

寅「よーし、分かった、表出ろ。体中に痛みを刻んでやる。」

悠「いやーでーすー。」

千夜「……」

ともき「千夜はいかないのか?」

千夜「なんか冷めた」

紅「自分よりキレてるヤツ見ると冷静になるってやつか」

千夜「かもな」

悠「じゃあ止めてよ。この子、手の出る速さはおれの中で二番目に早いんだから!」

ともき「一番は?」

悠「神姫。あの人は早いなんてもんじゃない、返答代わり叩いてくる。しかも脳とか揺れるレベルで」

紅「そうやって鍛錬してるんだな。さすがに真似できねーわ」

千夜「ただの性癖だろ」

寅「うわ……」

悠「引くな!プレイじゃねーから!」

寅「隙が出来てるぞ」

ゲシッ!
悠「痛っ?!やめろ、ケツが割れたらどうする!」

千夜「もともと割れてるだろ」

ドゴッ!
悠「痛っ!!!!」

紅「さらに一撃!」

ゴッ!
悠「ぐっ!コンボを繋げるなッ!!」

ともき「楽しそうだな……お前ら」

悠「おれは痛いばっかりで楽しくないよっ!」
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