ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(7/19/夜)ー

悠「刻んだネギって細かくて小さい方が好き?それとも大きくてわっさりしてる方が好き?」

ともき「用途による。」

悠「じゃあ、素麺の薬味」

ともき「細かくて小さい」

悠「炒飯の薬味」

ともき「大きくてわっさり」

悠「冷ややっこの薬味」

ともき「細かく小さい」

悠「女の裸体」

ともき「なんかさっぱり系のジュースあるかな」

澪「レモンスカッシュとか?」

悠「ねぇーねぇー、女の裸体にわぁー?」

ともき「それでいいよ」

澪「わかった。」

悠「無視か。シカトか。ムカつくことするぞいいのか!」

ともき「既にムカつくんだけど」

悠「怒っちゃうぞ、ぷー!」

ともき「どうしよう、素で殺したいって感情が沸き上がってくる」

碧「偶然だな俺もだ」

悠「ぷーっ!」

ともき「……」

悠「待て待て、無言でアイスピックを刺してくるな。」

碧「……」

悠「コラコラコラ、同時とかやめて。怖いから、目はダメ!ございます!タコ焼きじゃないんでございます!違うんです!らめえぇぇぇっ!」

澪「その辺りにしとけって……」

碧「あと少しで止める」

悠「あと少しでも前進したら刺さるから!今おれの目には針の先しか映ってないから!!」

ともき「どうせ潰れても生えてくるんだろ」

悠「おれの目はトカゲの尻尾じゃない。ミハイルじゃあるまいしそんな真似できないよ」

ともき「あれは生えてくるのか……」

悠「文字どおり目(芽)が生えるんだよ」

ともき「……」

碧「……」

澪「……」

悠「三人同時とか無理!!刺さる刺さる!手が足りない!」

ともき「ほんとにくだらない事しか言わないよな」

悠「ともきに刺されるとか悪い冗談だ。おれが挿入してやる側なのに」

ともき「ふっ!」

ドッ!
悠「純粋なパンチ?!」

ともき「気色悪いんだよ」

悠「そうかな。絵面的には悪くないと思うけど。」

ともき「こいつの頭の上から山ほど氷落としてくれないかな。脳が茹って腐ってるっぽいんだけど」

碧「こんぐらいでいいかな」

ビキビキ……!

悠「それは山ほどの氷じゃなくて岩みたいな氷だよ」

碧「不純物の一切ない、文字どおりの氷塊。固さも並じゃないぞ」

悠「砕いてかき氷にでもしないさよ!私にぶつけたってなんの得もないんだからねっ!」

ともき「なんでおねぇ言葉になった」

悠「ドキドキして」

澪「その理由は意味がわからない」

悠「やりたきゃやれよ。その代わり覚悟しろよ靴とか白い服にどくだみの汁を擦りつけてやるからな!」

ともき「微妙な嫌がらせだな。まぁ、やられたら洒落にならないほど臭いし汚いだろうけど」

碧「いろいろやる気が失せる……」

悠「もしくは殺しても死なないガチムチの漢女を送り込む。」

ともき「それは地獄だな」

悠「マジで怖いからな……マジで……」
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