ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(7/18/夜)ー

海「あっついわぁ」

悠「そうだな。でも、夏休み近いんだから贅沢言うなよ」

海「休みで涼しいんがええ」

悠「そんなんだったら、おれだって酒池肉林がいいよ」

ともき「なにいってんだよ」

悠「願望」

海「うちがおるやん」

悠「へんっ」

海「うわ、ムカつく。今のホンマにムカつく」

悠「その怒りを糧に成長しろ」

ともき「どう糧にするんだよ」

悠「愛と怒りと悲しみのシャイニングフィンガー」

ともき「それは成長なのか?」

悠「最終的に明鏡止水を会得できる」

海「ええわ」

悠「なんでだよ。明鏡止水だぞ!?スーパーモードを超えれるんだぞ」

海「ちょっと意味がわからんもん」

悠「端的にいうと強くなれる」

海「ホンマに!」

ともき「食い付いた」

悠「海はアレだなプリキュアより仮面ライダー派だろ」

海「うちは乙女やし~」

悠「へんっ!」

海「それやめて、ごっつムカつく」

悠「そんなにムカつくか?」

ともき「殴りたい程度には」

悠「最近、暴力的過ぎね?」

海「うちが慰めたげるって」

悠「……へんっ!」

海「もーええしっ」

ともき「それ、気にいったのか?」

悠「んー、凡庸性は無いかな。海をからかう程度の使いきりだな」

海「うちに対する嫌がらせ?」

悠「からかいだよ」

ともき「大して変わらないだろ」

悠「まぁな」

海「へんっ!」

悠「うわ、やり返された」

ともき「気分は?」

悠「牛丼のツユダク頼んだのにツユダクじゃなかった気分」

ともき「ワケ分からん」

悠「ムカつくってこと」

海「そこまでちゃうやろ。精々消しゴム落として転がっていった程度のムカつき」

ともき「その例えもわからない」

悠「ゼリーとかのカップ物を買った時スプーンが入ってなかったらマジギレしたくなるのはおれだけかな?」

ともき「短気すぎるだろ」

悠「連続三回」

ともき「それはわざとされてるんだよ」

海「そんな経験あるん?」

悠「おれが良く利用するコンビニの店員がな。つぎやったら泣くくらい怒鳴りつけてやろうと思ってる」

ともき「ちなみに男、女?」

悠「女」

ともき「やめてやれ、お前は本気で泣かすくらい怒鳴る気だろ」

悠「泣いて許されるのは赤ちゃんまでだということを滾滾と脳裏と心に刻みつけてやる」

海「トラウマの植え付けやな」

ともき「お前本当にやめろよ。そういうので最近はニュース沙汰になるんだから」

悠「向こうがミスらなかったらしないよ」
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