ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(7/17/夜)ー

悠「デッカイメンチカツってたまに売ってあるじゃん」

ともき「あるな」

悠「サンドイッチ用の薄めのパンあるじゃん」

ともき「あるな」

悠「それをサンドしてみたんだ」

ともき「うん」

悠「ぶ厚くてなかなかド迫力なのが出来たんだ」

ともき「うん」

悠「ゆえに全部喰われた」

ともき「そうか」

悠「おれのささやかな楽しみの。無駄にド迫力飯を喰われて結構なショックだつて話し」

ともき「すげぇ無駄なことをささやかな楽しみにしてるんだな」

悠「今回はメンチダブルだったのに」

ともき「それもうサンドじゃなくてタワーだろ」

悠「我が家のエンゲル係数は笑えなくなってきてる」

紅「ん?飯食われた話しじゃなかったか?なんで、エンゲル係数の話になってる」

悠「喰われたし喰いすぎだしってこと」

紅「育ち盛りなんだろ」

悠「そういうもんかな……」

ともき「違うと思う」

澪「むしろ苦労してるのはそれだけの三度を準備してる人らだろ」

悠「おれもやるときはやってるよ?」

ともき「むしろお前が進んでやらなきゃダメだろ家主」

悠「家主だけど家に居る時間が一番少ないのがおれだかんなっ!」

ともき「威張るなよ」

紅「ジゴロだもんな」

悠「転がりこむ女の家があったらそうだがウチと茶屋だけであって両方、おれの家だからな」

澪「最悪、路上ってこともあるだろ」

紅「池袋は悠の家みたいなもんだからな」

悠「それは言い方変えたらただのレスホームだろ」

ともき「いつか……そうならないようにしろよ」

悠「最終的に車の中で暮らすからいいよ」

ともき「やりかねないなコイツ」

悠「ホムンクルスみたく頭に穴はあけないから」

ともき「何かのネタなんだろうけどなんのネタなのかまったくわからない」

悠「まぁ、でも……ともき、紅、千夜、金剛っとローテーションしていけば全然イケるよな」

紅「平然と人ン家をカウントしたぞ」

ともき「それも普通にあり得るから怖いな」

悠「断られたら普通に帰るから安心しなっせ」

紅「今は出さなかったけど女の家にも転がりこむんだろ」

悠「んー……いや、微妙に気遣うからなぁ。リッカとかなら全然平気だけど」

ともき「っていうか、親父さん頼れよ」

悠「父は死にました」

紅「現役だろ。この前、テレビ出てるのみたぞ。お前の親父さん」

悠「それは……多分アンドロイドだ」

ともき「何もかもが無茶苦茶だな」

悠「ふふんっ」

紅「何か勝ち誇ってるぞ。ぶん殴ろうか」

ともき「ドキツメにガスガスぶち込んでくれ。顔中心に」

悠「やめれ、やめれ。自爆するぞ」

ともき「どうなる」

悠「下血する」

ともき「やめろ。本気で……やめろ」

紅「顔狙っても下血するのか?」

悠「じゃあ失禁」

ともき「なんでお前はダメージが下に出てくるんだよ」

悠「痛みのあまりの失禁はあるだろ」

ともき「ねぇよ!」

悠「ボディいかれてのゲロ」

紅「あぁ、あるな」

悠「顔面いかれての呼吸停止」

紅「あるな」

ともき「一般的には無いから!」

悠「でも、おれ殴られ過ぎて血尿とゲロはガキの頃からあるぞ。ごく最近もだし」

ともき「しらねーし、自慢すんな」

悠「自慢じゃなくて怖い体験だ。まっしろな便器が真っ赤になるからなマジで」

ともき「聞きたくないっての」
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