ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(7/10/夜)ー

悠「スタープラチナでさ」

ともき「は?」

悠「スタープラチナで約5秒時を止めれたとする。でもさ、おれ普通にあそこに居るのをボコボコにしても勝てない気がするんだよな」

金剛「真横に居る俺にしかも指が刺さってるんだよ」

ともき「でも、止まってるんだから一方的じゃないのか」

悠「グー」

ともき「は?」

悠「グーしてみ」

ともき「……こうか?」

悠「そうそう……それでドン」

ゴッ!
金剛「……」

ともき「いって……?!」

悠「っと、まぁこの通り固いんだよ」

ともき「っ……はぁ、ちょっとそれ取ってくれるか」

澪「これか?」

ともき「いや、右のヤツ」

碧「こっちか」

ともき「それそれ……無理矢理人体実験すんなっ!」

ドゴッ!
悠「わきばらっ?!」

金剛「割り箸でも突き立てらたら痛いよな」

悠「こっちにやれよ!」

ともき「金剛さんはなんもしてないだろっ!!」

悠「いや、まぁそうだけどな。面白いからやってみ」

ともき「人に割り箸刺して面白いわけ無いだろ」

悠「いまおれに刺したよね?」

碧「自業自得だろ」

悠「練乳かけて舐めたくってやろうか」

碧「意味が分からねーよっ!!」

悠「まぁ、いいから刺してみろって……面白いぞホント。できたら割り箸なんかより木刀とかでやった方が面白いけど」

ともき「何が面白いんだよ……」

悠「だから……こう持って本気で突く!」

金剛「むっ!」

ドッ……ボギッ!!

ともき「折れた」

悠「見てみろこのマッスルカウンター。突き刺す瞬間ピンポイントで筋肉の壁で押し返して来るから割り箸程度なら簡単な折れる。コレが腕だったらと考えたら恐ろしいだろ」

ともき「確かに」

金剛「お前の腕は折れなかったけどな」

悠「折られてたまるか!」

金剛「ふふ」

悠「ってことを踏まえたうえで自分が時を止めれたとして倒せるか?」

ともき「……無理な気がする」

悠「だろ、精々靴ひもをほどいたり小指踏ん付けることしかできない」

ともき「うっとおしい奴だな」

金剛「もっと別に出来ることあるだろ」

悠「5秒間の痴漢タイム?」

ともき「お前みたいな奴が時間停止をすると最悪っていうんだろうな」

悠「男なら時間停止と透明化でまず想像するのはそういうことだろ」

ともき「どう思います?」

金剛「時間を止められたら……単純にトレーニング2倍できたりするのはいいな」

悠「金剛、いまそういうのいいから」

金剛「なにか間違ったこといったか?」

ともき「いや、全然」

悠「じゃあ、透明化は!!」

金剛「……使いどころないだろソレ。別に俺は暗殺者とかでもないし」

悠「お風呂は覗きに行くだろ」

金剛「んー……まぁ、行くかな。多分行くんだろうな。うん」

ともき「お前……気を使わせるなよ」

悠「えぇ……なんか違くね?」
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