ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(7/8/夜)ー

悠「寝なさ過ぎたら人間て水呑んでもむせるんだな」

ともき「なんのはなしだ?」

悠「いや、この前丸三日ほどゲームしてたゆうがよろよろしながら水呑んでてえずいて吐き出したのを今ふと思い出した」

ともき「廃人か」

千夜「……」

悠「はぁー、にしても今日暑かったなぁ……千夜ちゃん」

千夜「そうだな」

悠「冷やし中華はじめてます?」

千夜「……とっくにな」

悠「いえーい」

千夜「ウゼェ」

悠「何に対して千夜ちゃんはそんなに不機嫌なんだ」

千夜「お前の存在だな」

悠「それは……まぁ、これから徐々におれを見るだけで気持ち良くなるようになってくれ」

千夜「死ねッ!」

ギャリッ!

悠「生きるっ!」

千夜「クソがっ……」

悠「いきなりハイキックとかで首狙うのやめてくれないかな。最近首はダメだから」

ともき「変なこというからだろ」

悠「言いつづけながら意識下に植え付けようかと……」

千夜「気持ち悪いんだよ」

悠「それもだんだん気持ち良くなるようにと……」

千夜「……」

ドスっ!
悠「ひぎぃっ!!」

ともき「膝入ったな今……」

悠「っか……自分でひぎぃっていって恥ず悲しい」

千夜「はあぁぁ……」

悠「お腹痛いよぅ」

ともき「平気そうに見えるが?」

悠「まあ、平気かダメかと言えば平気だけど」

千夜「立てなくなるまで蹴り続けてやろうか」

悠「いいえ、結構です」

ともき「やってくれてもいいぞ」

悠「も~またまたぁ~冗談ばっかり~」

ともき「ホントに何だコイツ……」

拳二「あぢぃ……」

悠「むっ、ゴリラ」

拳二「ビール頼む……はぁ……」

悠「なんだ、くたびれてんな」

拳二「今年の暑さはきつい……ダルイ」

悠「ゴリラはジャングルに住んでるのに都会のジャングルでは無理なのか」

拳二「今、汗だくなんだが……腋に抱えてやろうか?」

悠「お前の脇は有毒だろ病気になったらどうする気だ!」

拳二「お前……人がイライラしてるのにさらに苛立たせるよな」

悠「おれは場を和まそうとしてるだけなのに」

ともき「何処がだよ」

千夜「殺伐とさせるのは得意らしいな……今さらだが」

悠「暑いけどいいことだってあるぞ。透けブラとか脇とかホットパンツとかうなじとか」

千夜「いいことなのか?」

悠「いいことだろ?!」

千夜「野郎の脇とかみたいのか」

悠「若くていい女限定に決まってんだろ、デコぺちんするぞこの野郎」

千夜「やっぱりテメェとは決着つけとくか……」

拳二「やるんなら外でやれ暑苦しい!」

悠「お前の面に言われたくない」

拳二「ビールキャンセルだ。コイツを東京湾に沈めてくる。」

悠「やーだやだーっ!そんな海水浴したくないー!!」
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