ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(7/5/夜)ー

悠「そうめんは半田が一番美味い気がするがどう思う」

摩耶「うん、悪くないと思う」

悠「しかし、アレだな」

摩耶「どれ?」

悠「おれは膝枕を頼んだはずなんだが」

摩耶「膝枕だよ」

悠「これは文字通り膝を当てられてるだけだよな。昨日より首が鋭角に曲がって死にそうなんだけど」

摩耶「でも、膝枕を所望したわけだし」

金剛「そういえば太腿であって膝じゃないよな」

悠「確かに頭を乗せる部分は膝ではなく太腿であるが、膝枕と呼称するのは間違いじゃない。普段「膝」と呼ばれている部分は厳密には「膝頭」といい、「膝」とは通常腿の前面、即ち膝枕の際に頭を乗せる部分を指しているのである。 なので、実は膝枕という呼び方は間違いじゃない」

ともき「よく拷問されてるみたいな体勢で喋れるな」

悠「ふっふっふふふっ……なんか目のまえが白く」

摩耶「喉仏~喉仏~」

悠「かはっ!」

金剛「まや、それはトドメになるぞ」

摩耶「おっとっと」

悠「ふっー、ふっー、一瞬地獄の門が見えた」

ともき「お前の地獄行きは確定なんだな」

悠「いやいや、非常口だったかもしれない」

摩耶「あぁ、現世からのドロップアウトようの扉だね」

悠「なるほど、そういう扉だったのか。あぁ~首が外れるかと思った」

摩耶「ブロッケンJr」

悠「アシュラ男爵のが好きだ」

摩耶「ゆうちゃんと悠君が半分に割れてくっついたら完成できるね」

悠「わーい、リアルアシュラ男爵ぅ~」

金剛「楽しいか?」

悠「楽しいわけあるか!」

ともき「楽しそうだっただろ」

悠「スゥーパァーロボットォマジンガァーゼットォ!!」

摩耶「もっかい膝枕いっとく?」

悠「膝立て枕はいいや。代わりにおれがしてやろう」

摩耶「じゃあ、遠慮なく」

悠「首筋首筋~」

金剛「さっきの仕返しか」

悠「そんな酷いことするかよ」

摩耶「喉仏~」

サクッ!
悠「げふっ……!」

ともき「こっちは普通に突いたな」

摩耶「感触はグリュっとした感じ」

悠「なんで突いたの?!」

摩耶「んー……なんとなく?」

悠「なーんだそっか」

ともき「それで済ますのか……」

金剛「この二人はこれでいいんだよ」

ともき「そうなんですか?」

金剛「あぁ、猫と同じさああやってじゃれ合ってるんだよ」

悠「じゃあ、おれは金剛にじゃれつこう」

摩耶「じゃあ、ボクも」

悠「いえーい、胸板胸板!」
ゴスッ!ゴスッ!

摩耶「腹筋!腹筋!」
ガスッ!ガスッ!

ともき「とんでもないじゃれつき方されてますけど……」

金剛「悠は……わりとマジで叩いてるだろ」

悠「この硬さめ!この硬さめ!」

ともき「性質が悪いぞコイツ」

摩耶「いつものこと、いつものこと」
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