ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(7/2/夜)ー

悠「何ももっない手から……お尻が出てくる」

ポン!

金剛「……」

悠「だけど、もう一回握りしめると……消える」

パッ!

悠「っで、これを応用して……普通の顔なのに髪を戻してかきあげると……」

金剛「……」

悠「(^_-)-☆」

金剛「なるほど、全然分からん」

悠「つまり手品と一緒だ。皆が見てるようで見えてないタイミングで尻を出したり隠したりする。」

ともき「教材に尻ボールを使わなかったらちゃんとした手品師っぽいのにな」

悠「おれは手品師じゃないもん。嘘つきだもん」

ともき「それでいいのか……」

金剛「握って消す……って、握ってどこに消してるんだよ」

悠「袖の中とか色々だよ」

金剛「うーむ……できん」

悠「本当は手のデカイ人とかのが手品には向いてるんだけどな。」

ともき「手品したいんですか?」

金剛「いや、気になっただけさ」

悠「おれのエンタティナー性にだろ」

金剛「……そうだな」

悠「やろてよっ!その慈愛に満ちた笑顔で誤魔化すの!!」

金剛「どうしろというんだ……」

ともき「完無視でいいですよ」

悠「頭からとろろぶっかけるぞ」

ともき「食べ物を玩具にすると滅ぶぞこの国」

悠「じゃあ、おれがとろろより濃厚でネバいのを出してやるよ」

ともき「雑巾にでもかけてろ」

悠「せめてティッシュで……」

金剛「お前って最近いっつもそーいうこといってるよな」

悠「金剛が遊んでくれないから」

金剛「なんか別の意味に聞こえるからやめろ」

悠「昔は色んなことして遊んでくれたのに、サバ折りとか、吊り上げ叩きつけとか」

ともき「残虐ファイト?」

金剛「……確かにどっちもやった覚えはある」

ともき「あるんだ」

金剛「でも、こいつ立ちあがるからな」

悠「立ち上がれないってことは死んでるか重体だからな」

金剛「それぐらいの気持ちでやってるはずなんだが……」

悠「おれを再起不能にしたいわけか!」

金剛「そこまでは言ってないけどさ……」

悠「金剛、恐ろしい子!」

金剛「……」

ともき「おれはお前が恐ろしいよ」

悠「こんなprettyfaceなのに?」

ともき「目つきは普通に悪いだろ。あと、童顔であっても可愛い面じゃないからな」

悠「男らしくてカッコいいなんて照れるだろ」

ともき「なんで、いっつも間がとれずにどっちかに振りきりなんだよ!」

悠「ゲッタン☆」

金剛「いや、極端だろ」

悠「今のよく分かったな。絶対に分からないと思ってブッ込んだのに」

ともき「判別不能前提でブッ込むな」

悠「恋の始まりも夢の続きも、きっとアナタと~」

ともき「うるせぇよ」

悠「ゲッター☆」

金剛「今、ゲッターっていったよな?」
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