ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(6/23/夜)ー

悠「四十八手ってコンプリートしたら結構な力仕事だよな」

ともき「真顔でなに言い出してんのお前」

悠「飯田支店のお前?」

ともき「……」

悠「御所車なんて騎乗位で女が回るけど意味あるのかってなるし」

ともき「え、なにまだ続くのか四十八手トーク」

悠「いや、おれの素朴な疑問」

拳二「まんねり甲斐性だろ」

悠「だとしても碁盤攻めとかだと……普通に立ちバックでいいだろ。碁盤なんてないところ多いし」

拳二「言い方は何でもいいだろ。要は飽きないのが大事ってことで」

悠「まぁ、四十八手をコンプリートしようとしたらそこそこ大変だから飽きはしないだろうけど」

ともき「いや、ホントになんなんだ」

拳二「そういうことしてんのか?」

悠「おれは普通だよ」

碧「なにが普通なんだか……」

悠「「鵯越えの逆落とし」なんて必殺技っぽいよな」

ともき「ちょっとまて、もしかして体位の名前全部覚えてるのか?」

悠「ははっ。」

ともき「……その笑いはイエスと取っていいんだな」

悠「ゲロ(白状)ったら名前も形も覚えてるよ」

拳二「勉強家だな」

ともき「こういうのは勉強家とは言わないでしょ……」

悠「なんで覚えたのか……実はその理由は覚えて無かったりする」

ともき「アホだろ」

悠「不思議とよく言われる」

碧「なにも不思議じゃなくまんまのアホだ」

悠「おれのことが好きなのか?」

碧「なんでそうなった……。頭おかしいだろ」

拳二「かっかっか、中坊みたいに発情してんだろ」

悠「そんなこともないが……ご無沙汰だな」

ともき「そんな暴露聞きたくない」

悠「やらないか?」

ともき「タコとでも絡んでろ」

悠「マニアックだな」

拳二「そんなことより、悠お前暇なとき有るか?」

悠「大抵暇してるがなんだ」

拳二「釣りいこーぜ、釣り。」

悠「釣りぃ?おれ別に釣りの趣味はないぞ。魚食うのは好きだけど」

拳二「オヤジがクルーザー買ったらしくて乗りたくて仕方ないみたいなんだよ」

悠「絶対にいかない。絶対にだ」

拳二「なんでだよ」

悠「なんでもなにも……なんでわざわざ逃げ場のない海上でヤクザの親玉と釣りしなきゃいけない。」

拳二「ダメか」

悠「当たり前だ!!おれはヤクザとかマフィアが大嫌いって知ってんだろ」

拳二「そういうなよ。俺ぁだってヤクザだぜ」

悠「そうだな。だから嫌いだ」

拳二「かっかっか、素直じゃねーな」

悠「いや、素直じゃないとかじゃなくて本心からの言葉なんですけど」

拳二「ま、釣りの件考えといてくれ」

悠「美女がしき詰まっててもそのクルーザーにだけは乗らないから安心しろ」

ともき「就職先は安泰だな」

悠「ひゃひゃひゃ、ともきでも怒るぞー」
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