ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(6/17/夜)ー

悠「あー……全身全霊で悪ふざけしたい」

ともき「いっっっっっっっっっっっっっっつもだろ」

悠「おいおい……」

ともき「なんで「お前何いってんの?」みたいな面してんだ。殴るぞ」

悠「殴りたきゃ殴ればいい、それでもお前のことは諦めないからな」

ともき「なにこの重度のストーカー?!」

悠「痛みの愛情表現なんだろ」

ともき「助けてくれ」

澪「無理」

碧「関わりたくない」

悠「なんだと」

碧「なんで俺にはイチイチ反応するんだよっ!!」

澪「気にいられてるんだろ」

悠「気にいってる。」

碧「悪夢だ」

悠「押し倒して舌入れてやろうかコラ」

ともき「本気でやるから気をつけた方が良いぞ」

悠「本命はともきだよ」

ともき「いいよ」

悠「オッケーってことだな。相思相愛」

ともき「その言葉を待ってる人は他に居るからなわりと沢山」

悠「摩耶と卯天?」

ともき「どっちもボーイ!!男!!女じゃないっ!!」

悠「どうしたんだよ。落ちつけよ。ほら、髪の匂い嗅いでいいから」

ともき「落ちつけるか!!」

悠「そういわず、ほれほれ」

ぶわさっぶわさっ!

澪「うわ……ホラーだ。」

碧「妖怪だな」

ともき「あぁ……手触りの良さと妙にいい香りなのがめちゃくちゃムカつく」

悠「夏だからな」

碧「関係あるのか?」

悠「汗かけば香りが広がるんだよ」

ともき「女子か!」

悠「え、男だよ。見る?」
カチャカチャ…

ともき「ベルトをほどこうとすんなっ!!」

悠「ただ、この時期は蒸れてさぁ……ほんと窮屈なんだよ」

ともき「タムシチンキでも吹き掛けとけ」

悠「誰がインキンだっ!!本気で怒るぞ!!」

澪「酷い話題だな」

悠「男が集まればこんなもんだろ」

ともき「お前がいればこうなるの間違いだろ」

悠「っか、暑苦しいからもっと涼やかな話ししろよ」

ともき「例えば?」

悠「……デンスケスイカが一玉三十万で競られてた話しとか?」

ともき「……季節感はあるが涼しい話しか?」

悠「あー……どうなんだろうな」

ともき「頼むから、本当に頼むから喋る前に一度しっかり考えて口にしてくれ」

悠「えーと、じゃあ…………おれの畑でキュウリが取れた。この暑さで出来るかどうか不安だったけど初物が二本取れたんだよ」

ともき「そうか、良かったな」

悠「あとあと、ジャガイモも袋いっぱいとれたんだよ。いやー、良かった。」

ともき「お前の職業が本格的に分からなくなってきた」

悠「学生だよ」

澪「トラブルシューターだろ」

碧「茶屋のオーナーだろ」

ともき「コラムニストもあるしな」

悠「それは……暇つぶしと小遣い稼ぎだ」
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